サンフレッチェ広島 対 ヴィッセル神戸 見どころ
大雨の影響で延期となっていたJ1第24節のサンフレッチェ広島とヴィッセル神戸の一戦が行われる。
ホームの広島にとっては連勝のかかった一戦となる。前節・大分トリニータ戦はエースのFWジュニオール・サントスの2得点など、今季最多の4得点を奪って勝利。6試合ぶりの勝点3を手にした。さらにケガで戦列を離れていたFWドウグラス・ヴィエイラも久しぶりに先発を飾るなど、攻撃にタレントが戻ってきたことは明るい材料である。
ただ、この試合は代表ウィークに行われるため、主将であり守備の要であるDF佐々木翔が不在。加えて、ここまでリーグ戦全試合でピッチに立っているDF野上結貴も前節で途中交代しており、最終ラインのメンバー構成は多かれ少なかれ変更を強いられそうだ。
広島としては、夏場に入り、なかなか波に乗り切れない戦いが続く中、総力戦でこの一戦を乗り越え、秋の反撃につなげたい。神戸との5月の前回対戦では前半だけで3失点を喫する苦しい展開になっただけにゲームの入りに注意して戦いたい。
対して神戸からすればAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の3位に単独で浮上するチャンスである。この試合の影響で消化試合が1試合少ないながら、勝点47で鹿島アントラーズ、サガン鳥栖、名古屋グランパスと並んでおり、その大混戦から一歩前に出る絶好の機会。代表ウィークのため今夏に加入したFW大迫勇也は不在であるが、その他にも多くのストライカー候補がいるだけに穴を埋めることに心配はないだろう。
3試合ぶりの敗戦となった前節・FC東京戦をはじめ、今季は5敗中4敗が完封負けと、守備の堅いチームが相手のゲームや攻撃の時間を多く作れないゲームでは苦しんでいる印象が強い。その課題を踏まえれば、いかに主導権を握って試合を進められるかがポイント。この夏は前線の選手の入れ替わりが激しく、まだコンビネーションを確立できていない難しさはあるが、高い技術とアイディアを生かしながら、広島の牙城を崩しにかかりたい。
明治安田生命J1リーグ第24節 放送予定
2021 Jリーグ （ 日程・結果 ｜ 総合 ｜ J1 ｜ J2 ｜ J3 ）
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | スコア |
|---|---|---|---|
| 9月5日（日） 18:00 | サンフレッチェ広島 vs ヴィッセル神戸 | Eスタ | DAZN |
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