セリエA第14節が現地時間12月22日~12月23日に行われた。
第14節の総評
ボローニャ対アタランタ
14位に位置するボローニャ(勝ち点14)と、7位のアタランタ(勝ち点21)が対戦。ボローニャは、冨安健洋が右サイドバックとして先発した。試合は22分、ヨシップ・イリチッチが獲得したPKをルイス・ムリエルが決めてアタランタが先制。さらにアタランタは直後にも、ボックス左に侵入したムリエルが左足のシュートを沈めて2点をリードする。
迎えた後半はボローニャが反撃。73分には、リッカルド・オルソリーニのパスをボックス右に走り込んだ冨安が、飛び出してきたGKをはずすチップキックでのシュートでネットを揺らす。冨安はこれが今季初ゴールで、セリエA通算2ゴール目となった。
冨安のゴールで勢いづくボローニャは続く82分、左CKをニアサイドのロドリゴ・パラシオがフリックすると、ファーサイドのネウエン・パスがプッシュ。2点差を追いついて試合を終えたボローニャが、冨安の活躍もあって貴重な勝ち点1をもぎ取っている。
ミラン対ラツィオ
前節のサッスオーロ戦で3試合ぶりの白星を手にした首位のミラン(勝ち点31)が、8位のラツィオ(勝ち点21)をホームに迎えた。
立ち上がりから集中した入りを見せたミランは10分、ハカン・チャルハノールの左CKからアンテ・レビッチがヘディングシュートを決めて先制する。さらに15分にはレビッチが獲得したPKをチャルハノールが冷静に沈め、ミランが2-0とする。
対するラツィオは25分、PKを獲得すると、キッカーのチロ・インモービレのシュートは一度GKジャンルイジ・ドンナルンマにセーブされるが、ルーズボールをルイス・アルベルトが押し込んで1点差に詰め寄る。
迎えた後半も好勝負が演じられた中、ラツィオは59分、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチのパスからボックス左のインモービレが左足でのボレーシュートを決めて追いつくことに成功する。
しかし、ミランはアディショナルタイム、チャルハノールの左CKからテオ・エルナンデスがヘディングシュートを突き刺す。これを決勝弾としたミランが年内最終戦をモノにし、首位で2020年を終えている。
そのほかの試合
そのほか、ユヴェントスは18分にフアン・クアドラードが一発退場となったことも響き、フィオレンティーナに0-3で惨敗。吉田麻也が3バックの右ストッパーとして先発したサンプドリアは、サッスオーロに2-3で敗れた。55分に一時同点弾となるゴールをアシストした吉田は、交代する73分までプレーしている。
第14節の結果
クロトーネ 2-1 パルマ
【得点者】ク:メッシアス(24分、44分) パ:クツカ(57分)
ユヴェントス 0-3 フィオレンティーナ
【得点者】ヴラホヴィッチ(3分)、オウンゴール(76分)、カセレス(81分)
ヴェローナ 1-2 インテル
【得点者】ヴェ:イリッチ(63分) イ:マルティネス(51分)、シュクリニアル(69分)
ボローニャ 2-2 アタランタ
【得点者】ボ:冨安健洋(73分)、パス(82分) ア:ムリエル(22分/PK、23分)
ミラン 3-2 ラツィオ
【得点者】ミ:レビッチ(10分)、チャルハノール(17分/PK)、テオ・エルナンデス(90+2分) ラ:L.アルベルト(27分)、インモービレ(59分)
ナポリ 1-1 トリノ
【得点者】ナ:インシーニェ(90+2分) ト:イッツォ(56分)
ローマ 3-2 カリアリ
【得点者】ロ:ヴェレトゥ(11分)、ジェコ(71分)、マンチーニ(77分) カ:ジョアン・ペドロ(59分、90+1分/PK)
サンプドリア 2-3 サッスオーロ
【得点者】サン:クアリャレッラ(55分)、K.バルデ(84分) サッス:トラオレ(2分)、カプート(56分)、ベラルディ(58分)
スペツィア 1-2 ジェノア
【得点者】ス:エンゾラ(10分) ジェ:デストロ(15分)、クリシート(73分/PK)
ウディネーゼ 0-2 ベネヴェント
【得点者】カプラーリ(9分)、レティツィア(77分)
第15節の日程・対戦カード
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