目指す選手はリヴァプールのA・ロバートソン。初招集の17歳・中野伸哉が見据えるキャリア像「海外で活躍してA代表に選ばれたい」 ｜ U-24日本代表

パリ五輪世代の新鋭が東京五輪を目指すU-24日本代表に初招集された。その名は、鳥栖U-18の中野伸哉。中学年代の頃から各年代別代表に選出されていた中野は昨年、鳥栖のトップチームに2種登録。左サイドバックとして14試合に出場し、プロでの経験を積んだ。

今年も2種登録されると、無敗を継続するチームの左サイドバックに主力として定着。ここまでリーグ戦で全試合に出場しており、そこでのパフォーマンスを評価されて今回の活動に招集された。中野は初招集に喜びを示しつつ、「本当に東京五輪は全然意識していなかった。僕自身、パリ世代の方に行けたらいいかなと思っていた。ただ、こういう状況でJリーグの試合に出させてもらって、こっちのU-24に呼ばれたことでそこから東京五輪を意識するようになった」と率直な思いを明かした。

今回の合宿では多くの海外組と一緒に行動しているが、特に年齢の近いMF久保建英には声をかけられたようで「建英くんや海外でやっている選手たちを身近で見られているのはすごくいいこと」と充実感を話している。

自身の目指す存在としてリヴァプールのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの名前を挙げつつ、「今年しっかりJリーグで活躍して、来年などに海外移籍し、そこでも活躍してA代表に選ばれたい」と自身の理想のキャリアを明かした中野。29日のアルゼンチン戦に出場した際には、積極的な仕掛けで左サイドを沸かせてもらいたいところだ。

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