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インテル対ユヴェントスの見どころ | 日程・放送・配信予定 | セリエA第18節

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インテル対ユヴェントスの見どころ | 日程・放送・配信予定 | セリエA第18節DAZN
【欧州・海外サッカー プレビュー】日本時間18日4:45キックオフのセリエA第18節。インテルとユヴェントスの一戦を展望する。

試合の概要

インテルとユヴェントス。イタリアの盟主同士による直接対決、“デルビー・ディターリア”が行われる。

インテル(2位 勝点37 | 11勝4分2敗 | 43得点23失点)

第8節~第15節まで8連勝を達成し、みるみる順位を上げていったインテル。しかし第16節でサンプドリアに敗れると(1-2)、続くローマ戦(2-2)では終盤の失点で1ポイントの獲得に留まった。猛烈な勢いは止まったように思えるが、チーム状態が良いことには変わらない。

自らのスタイルを確立すアントニオ・コンテ監督2シーズン目となり、チームの戦術は浸透し、成熟しつつある。さらに指揮官がシーズン開幕前に公言していた通り、今季のインテルは非常に攻撃的な戦いへとシフト。ここまで総得点「43」は堂々のリーグトップである。一方で総シュート数(236)は4位と、効率よくゴールを奪えていることが伺える。抜群の関係を見せるロメル・ルカク&ラウタロ・マルティネスの2トップ、さらにファイナルサードにおける崩しのバリエーションも増えており、攻撃面では完璧を求める指揮官も文句のつけようがないだろう。

しかし、同時に失点数も上昇傾向に。中盤の守備強度を上げるためにコンテ監督の教え子であるアルトゥーロ・ビダルを加えたものの、全体的に昨季よりもリスクを取っていることもあり、ここまで失点「23」はやや気がかりだ。イタリアでは例年、最少失点のクラブがスクデットを獲得してきた歴史もあり、やや調子を落とす主将サミール・ハンダノヴィッチや3バックの奮起も必要だ。

今回のユヴェントス戦は、インテルにとって久しぶりのスクデット獲得に向けて絶対に勝利が欲しい一戦。モチベーションは十分だろう。自らの攻撃機会を増やすため、ピンチを減らすため、そして絶好調のルカクを最大限生かすために、中盤で主導権を握ることが重要になる。それと同時に、ビルドアップでのミスは気を付けたいところだ。

注目選手:ロメル・ルカク

セリエA16試合で12ゴール3アシスト。フィニッシュフェーズだけでなく、圧倒的なフィジカルでのボールキープや空中戦で起点を作り、サイドに流れても決定的な仕事をこなすなど、自身も豪語するように「世界トップ5のストライカー」と言えるだろう。さらに、今回の対戦でユヴェントスはマタイス・デ・リフトを欠くことが濃厚。より活躍が期待できる状況だ。エースであることをビッグマッチで証明したい。

予想スタメン(3-5-2)

GK:ハンダノヴィッチ
DF:シュクリニアル、デ・フライ、バストーニ
MF:ハキミ、バレッラ、ブロゾヴィッチ、ビダル、A・ヤング
FW:ルカク、L・マルティネス

ユヴェントス(4位 勝点33 | 9勝6分1敗 | 35得点16失点)

指揮官未経験のアンドレア・ピルロ監督就任など、開幕前に揺れた王者。第14節のフィオレンティーナ戦(0-3)まで無敗を維持していたとはいえ、6分けと勝ちきれない試合が多く、ポイントを取りこぼしてきた。ややスクデット争いで出遅れたシーズンとなっている。それでも、第16節では首位ミランを撃破(3-1)。続く第17節では好調サッスオーロも下し(3-1)、最高の雰囲気で宿敵との一戦を迎えることになる。

しかし、離脱者が止まらず。リーグ最少失点を支えていたマタイス・デ・リフト、さらにフアン・クアドラードとアレックス・サンドロが新型コロナウイルス感染で欠場濃厚。さらに調子を上げてきていたパウロ・ディバラが負傷し、ピルロ監督は人選に頭を抱えていることだろう。

とはいえ、セリエAでの対インテル戦は2017年以降負けなし。5勝2分けと大きく勝ち越している。苦手意識は存在しないだろう。また今回の一戦を落とせば、スクデット争いから脱落してしまう危険性もある。王者にとって是が非でも勝たねばならない一戦だ。

インテル戦では、デ・リフトの欠場により、バックラインに負傷明けの主将ジョルジョ・キエッリーニの起用が予想される。経験豊富なDFが、絶好調のルカクをいかに止めるかも試合を大きく左右するポイントになりそうだ。

注目選手:クリスティアーノ・ロナウド

新型コロナウイルス感染の影響で2試合を欠場したものの、リーグ戦13試合で15ゴール。得点ランキングトップに立つポルトガル代表FWは、前節サッスオーロ戦でも1ゴールを奪っている。大苦戦を強いられた直近のコッパ・イタリア、ジェノア戦では完全に休めなかったとはいえ(32分間出場)、過密日程の中で少しでも休養を得られたことは大きいだろう。大舞台で尋常ではない強さを発揮してきた35歳は、スクデット争いへの生き残りをかけた一戦で、何を見せてくれるのだろうか。

予想スタメン(4-4-2)

GK:シュチェスニー
DF:ダニーロ、ボヌッチ、キエッリーニ、フラボッタ
MF:キエーザ、マッケニー、ベンタンクール、ラムジー
FW:モラタ、C・ロナウド

放送・配信予定

  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2021年1月18日(月)日本時間4:45
  • 解説:名波浩 実況:八塚浩
  • 会場:ジュゼッペ・メアッツァ

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