無観客開催も、タイトルの行方を占うイタリアダービー
両チームの対戦はイタリアダービーと呼ばれ、イタリアで特に大きな注目を集める。セリエAでは通算173試合対戦し、ユヴェントスが83勝、インテルが46勝、44の引き分けとユヴェントスが優勢だ。今シーズン第7節の対戦でも敵地でユヴェントスが2-1で勝利した。
イタリア国内は現在、新型コロナウイルスの被害が広がっている。インテルは特にその影響を強く受け、2月24日に予定されていた第25節サンプドリア戦は開催が延期に。また、2月28日のUEFAヨーロッパリーグのルドゴレツ戦も無観客で行われた。このイタリアダービーも一度延期となっており、3月6日に日程変更が発表され、9日の開催が急きょ決定した。またこの試合も無観客試合となる。
順位表では首位のラツィオよりも消化試合が1試合少ないユヴェントスが2位、2試合少ないインテルが3位で、両者の勝ち点差は6と近距離にいる。ダービーであると同時に、タイトルの行方を占う重要な試合であることは間違いない。
インテルはここまで22失点、ユヴェントスは24失点と、両チームとも守備の堅さが持ち味で、この試合も1点を争うゲームとなるだろう。攻撃陣ではユヴェントスのクリスティアーノ・ロナウドが21ゴールで得点ランキング2位、インテルのロメル・ルカクが17ゴールで同3位につけている。得点源となるエースを両チームの守備陣がどう封じるかという局地でのマッチアップが見どころの一つだ。
インテルは冬の移籍市場でクリスティアン・エリクセン、アシュリー・ヤング、ヴィクター・モーゼスの3選手を獲得した。そのうち、司令塔候補として期待を集めるエリクソンはアントニオ・コンテ監督の戦術への適応が遅れ、十分な出場機会を得られていない。インテルが逆転優勝に近くためにも絶対に負けられないこの大一番では、エリクセンの真価も問われることになる。
両チームの2019-20シーズンの成績
ユヴェントス（2位）※1試合未消化
25試合／19勝・3分・3敗（勝点60）／48得点・24失点
インテル（3位）※2試合未消化
24試合／16勝・6分・2敗（勝点54）／49得点・22失点
ユヴェントス対インテルの試合日程・放送予定
日程：2020年3月9日（月）04:45 キックオフ
会場：アリアンツ・スタジアム
放送・配信時間（DAZN）：04:45
※時間はすべて日本時間
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