今夏から元ラツィオ指揮官のインザーギが指揮を執る王者インテルは、ここまでセリエA7試合を終えて5勝2分と17ポイントで3位。全勝の首位ナポリや19ポイントで2位につけるミランを追いかける。インテルはそんな中、インターナショナルウィーク明けの17日に行われるセリエA第8節において、指揮官の古巣ラツィオとの対戦へ挑む。インザーギは前日会見に出席すると、選手たちの状態について説明した。
「これから7試合、過密日程をこなしていかなければならないので、準備を整えておきたい。中断期間中に残っていた選手は少なく、良いトレーニングができたのは6、7人ほどだろう。だが戻ってきたヨーロッパの代表選手のコンディションはおおむね良い」
「南米勢はこれからだ。ラウタロ(マルティネス)や(ホアキン)コレア、(マティアス)ベシーノらと話をし、状態を確認したい。仮にラウタロが出場できなくても、他のオプションはいくつかある。ラウタロとコレアの状態に関しては、注意深く判断したいと思っている」
「(アレクシス)サンチェスと(アルトゥーロ)ビダルについては、ローマに呼んだ場合、到着が夜中の3時になる。このためラツィオ戦に招集せず、ミラノへ戻ってもらうことにした。2人は火曜日の試合(19日のチャンピオンズリーグ、シェリフ戦)で貢献してくれるはずだ」
次戦の舞台は、インザーギが現役時代から指揮官として過ごした昨シーズンまで、長年にわたって慣れ親しんできたスタディオ・オリンピコ。インテル指揮官は、胸の内に抱く特別な思いを明かした。
「私にとって、ラツィオ戦が他の試合とは違うことは当然の話だ。22年間にわたって自分の家だった場所へ戻るのだからね。何年もの間、私のために全力を尽くしてくれた選手たちと再会するのは、本当に素晴らしい感動になるはずだ」
「サポーターに再会できるのも素晴らしい。偉大な目標を達成するまで、一緒に喜び、苦しんできた重要な存在だ。抗議の口笛を吹かれるかもしれないし、拍手を受けるかもしれないが、これも私の仕事の一部であり、受け入れるつもりだ」
最後にインザーギは、マウリツィオ・サッリ率いる現在のラツィオについて自身の見解を示した。
「ローマダービー、そしてホームでのヨーロッパリーグの試合と最高の試合を見せていた。非常に上手く作られたチームであり、高いクオリティを持ち、選手たちは良いプレーを見せている。だが前節で負けたことで飢えているはずだ。良いパフォーマンスを見せようと非常に意欲が高いラツィオが見られるだろう」
放送・配信予定
- ラツィオ対インテル
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年10月17日(日)日本時間01:00
- 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・オリンピコ
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