育成年代の2010年夏に才能を見出されてアタランタからミランのユースに移ったイタリア代表DFマヌエル・ロカテッリは、2016年4月にセリエA初出場を飾り、プロとしてのキャリアをスタートされる。同年10月初めに初得点を記録して注目を集めると、同月にユヴェントス戦でも決勝点を沈めてヒーローとなった。
その後、ミランでは一定の出場機会を得ていたものの、2018年夏に買取義務付きのレンタルでサッスオーロに加入。同クラブですぐにポジションをつかんで2019年夏に完全移籍に移行すると、2020年に入ってからはゲームキャプテンを務めることもしばしば。セリエAで注目の名手の1人として存在感を高めている。
また、常にその才能を見せてきたロカテッリは各年代のイタリア代表に選出されており、2017年にはU-21欧州選手権のベスト4に貢献。2020年9月にフル代表デビューを飾り、主力の座を奪取しようとしている。
プレースタイル
中盤の低い位置でボールに触りながらプレーするロカテッリは、90分を通じて効果を発揮するゲームメイカーだ。基本的なボールコントロールに優れているうえ、大きく展開するロングパスは最高の精度。一方でディフェンス面でも泥にまみれることをいとわず、どのチームでも頼りになる存在だろう。
プロフィール・経歴
マヌエル・ロカテッリ／Manuel Locatelli
1998年1月8日生まれ 180cm・70kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2015-16 | ミラン | 2試合・0得点 |
| 2016-17 | ミラン | 25試合・2得点 |
| 2017-18 | ミラン | 21試合・0得点 |
| 2018-19 | サッスオーロ | 29試合・2得点 |
| 2019-20 | サッスオーロ | 33試合・0得点 |
| 2020-21 | サッスオーロ | 11試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月14日現在）
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