モウリーニョ率いる6位ローマは、7日のセリエA第20節において、ステファノ・ピオリ率いる2位ミランとのビッグマッチを迎える。そんな中、オミクロン株が猛威を振るい、ボローニャ対インテルなどセリエA4試合が中止の見込みとなる状況に、モウリーニョは自身の見解を示した。
「選手が不在で結果が変わるという言い方は好きではない。我々にも起きたように、選手4、5人の離脱なら、結果が変わるとは言えない。規則があるわけで、プレーするための最低限の選手がいるならば、試合を行うべきだ。私はただ、スタジアムの観客数が75%に制限されたことを残念に思っている」
続いてローマ指揮官は、ミラン戦へ向けてチームの台所事情に触れつつ、意気込みを語った。
「ローマの戦術? 素晴らしい質問だが、答えられない。私の回答を聞いたら、ピオリが喜ぶだろうからね。チームは休暇を終えて、良いトレーニングをしてきた。状態は良いが、2週間ほど試合がなく、インテンシティは低下したはずだ。だからこんな時は、ミランのようなチームと対戦する方が良いだろう。モチベーションや集中力を取り戻しやすくなるはずだ」
「ルイ・パトリシオは準備ができており、先発する。不在の選手は(レオナルド)スピナッツォーラだけだ。(ロレンツォ)ペッレグリーニも回復した。先発は可能だが、90分間はプレーできないだろう」
また、かつてインテルでトリプレーテ(国内リーグおよびカップ戦、チャンピオンズリーグの3冠)の偉業を達成したモウリーニョは、自身が「ローマの歴史の一部」にもなったのち、他のセリエAのクラブからのオファーを受けるかどうかを問われると、持論を展開した。
「歴史を刻むためにはタイトルを獲得しなければならないが、タイトル獲得はまだ遠い。だが、私がここへ来てからわずか6カ月であり、優勝できなくても、素晴らしい仕事をすることはできる。実際、自分は素晴らしい仕事をしていると実感している」
「(インテルを離れた)2010年以降、最初に私に接触したイタリアのクラブはローマではなかった。ローマのオファーを受けることはできたが、もう1つのクラブのオファーは受け入れられなかった。あと、ラツィオの指揮官になることは絶対にできないだろう。これだけは言える。ラツィオも同じことを思っているはずだ。一方、(インテルのライバル)ミランとは何の問題もない」
最後にモウリーニョは、ミランのFWズラタン・イブラヒモヴィッチが話題に上がると、24歳のローマFWタミー・エイブラハムとの比較を避けた。
「とてつもないキャリアを築いた選手と、これからキャリアを築こうとする選手を比較するのは好きではない。私が若いころ、ポルトガルでは常に、“新エウゼビオ”を求めていたが、結局のところ、エウゼビオはたった1人しかいなかった」
放送・配信予定
- ミラン対ローマ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年1月7日(金)日本時間2:30
- 会場:サンシーロ
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