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「カルルは襲撃者。ラウタロはハリケーン」スクデット争い中のミラン&インテルをイタリア解説陣が分析 | セリエA

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「カルルは襲撃者。ラウタロはハリケーン」スクデット争い中のミラン&インテルをイタリア解説陣が分析 | セリエAGetty
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのDFピエール・カルルやインテルのMFニコロ・バレッラらについて、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。

セリエA第36節では、7日(日本時間)に行われたインテル対エンポリにおいてシモーネ・インザーギのチームが4-2と逆転勝利を収めて暫定首位に浮上。ミランは1ポイントのリードを許し、負けられない重圧の中で臨んだ9日のヴェローナ戦において、3-1と同じく逆転勝ちして再び首位へと躍り出た。

ミランを支えるカルルとケシエ

セリエAも残すところあと2試合。両チームともに一歩も引かない接戦を繰り広げる中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」の番組内でミラノ勢を論じた。まずは長友佑都のチェゼーナ時代の元同僚でもあるマルコ・パローロ氏がミランについて持論を展開。ゴール&アシストを記録したMFサンドロ・トナーリとFWラファエウ・レオンを除外した上で、注目すべき選手に21歳のセンターバック、カルルを挙げた。

「彼は襲撃者のような選手だ。ミランの1点目のシーンでは、(ステファノ)ピオリがチームに吹き込んだメンタリティが見える。カルルはピオリのアイディア通り、ボールを拾うと、ピッチの中央から攻撃に駆け上がった。ミランにおいてポジションは関係ない。誰でも攻撃に上がっても良いんだ」

「ボールロストした場合、すぐにチーム全体がダッシュして全員でボールを奪いに行く。カルルがしつこくボール保持者を追いかけた末、ヴェローナはボールを失い、ミランは拾ったボールを前線の(ラファエウ)レオンに送り込んだ。そこからレオンがデュエルを仕掛けてゴールが生まれた。誰もが最強DFの獲得を望んでいたが、カルルの獲得は当たりだったと言える」

ミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏も、フランス人DFの果敢なプレーを称えた。「攻撃に上がるには勇気が必要となる。また下がらずにプレスをかけ続けるのにも勇気がいる」と指摘した。またミランに関して、「守備陣のリーダーであり、チーム内の最強DFである(シモン)ケアーが不在であったにも関わらず、持ちこたえることができた。(ズラタン)イブラヒモヴィッチもトラブルを抱えて不在となったが、誰も文句を言うことはなかった。困難に対して適切な姿勢で臨んだように思う」と評価した。

L'esultanza del difensore del Milan Pierre KaluluGetty

続いてパローロ氏は、ミラン2人目の注目選手としてMFフランク・ケシエを挙げ、その重要性を説いた。

「ピオリは『MF1人でビルドアップすれば、もう1人のMF(トナーリ)が攻撃に上がることができる』と指摘した。そのMF1人とはケシエのことだ。彼はチームにバランスとパワーをもたらした。ヴェローナは1対1を仕掛けるチームだが、ケシエはフィジカルと強さでボールを奪い取ろうとし、相手のカウンターを阻止した。シーズン終了後にチームを去る選手であるとはいえ、素晴らしいパフォーマンスだった」

一方、イタリア人ジャーナリストのアンジェロ・カロテヌート氏は、ミラン指揮官の進化も感じている。

「ピオリは大きく成長した。状況処理能力や統率力、インタビューでの言葉の選び方、誤審の際の対応などにおいて、大きな飛躍を見せたように思う」

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インテルの心臓バレッラとラウタロの闘志

元チェゼーナMFは、エンポリ戦を振り返りつつ、インテルの注目選手の1人目に、バレッラを挙げた。

「彼は悪魔のような怒りのエネルギーで試合を変えようとした。インテルのプレーは良かったが、最高とは言えなかったかもしれない。そこからバレッラは、プレーを仕掛け始めた。ボールを配球し、ポジションを変えて動き回り、スペースを狙ってチャンスメイクをしようと奮闘した」

「彼がインテルの心臓と言える。プレスも含めてすべてのプレーが彼を中心としていた。バレッラは目の前の状況に反発しようとしていたように見える。ミランのファンだったら、あのインテルとあのサンシーロの雰囲気を見たら恐ろしく感じたはずだ」

Nicolò Barella, Inter, Serie A TIM 2021-2022, DAZN Italia

エンポリ戦では、2点差を覆すなど強力な攻撃陣を擁するインテル。そのチームがスクデット争いでミランに遅れを取る展開となった背景に、「困難の時のマネージメントの問題」があったとアンブロジーニ氏は指摘する。

「過密日程の影響も重なった。特に1月、2月は消耗戦を戦わなければならなかったので、インテルはあの場面で優位性を失ったと考える。(マルセロ)ブロゾヴィッチの不在も影響? 確かに彼は、ナポリの(ジョヴァンニ)ディ・ロレンツォのように、他のチームメートよりも影響力が大きい。対するミランは欠場者の穴を上手く埋められたと言える」

最後にパローロ氏は、ドッピエッタ(1試合2得点)を記録したFWラウタロ・マルティネスにも言及。自身の見解を示した。

「彼はハリケーンのような選手だ。そして闘志と意欲で試合をひっくり返した。バレッラはエネルギッシュなプレーで試合を変えたが、ラウタロにはFWとして試合をこじ開けようする意欲と闘志がある。彼は今年も成長を見せたね。ヨーロッパではベスト10かベスト5にに入る9番だろうか。得点数でも結果が出ている。まだ若いので、これから安定した成績をのこせるようになるだろう」

そんなラウタロのプレーを見たアンブロジーニ氏は、今シーズン終了後にユヴェントスを退団するFWパウロ・ディバラとの競演を熱望。「2人が一緒にプレーするとしたら面白いだろうね。見てみたい。ただユヴェントスから他のイタリアのチームに移籍したらどんな反応を見せるだろうか。ユヴェントスの決断は、ディバラのメンタル面に何らかの影響を残したはずだ」とコメントした。

Lautaro Martinez esulta dopo un gol con l'InterGetty

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