2020年1月の移籍市場で7年半ぶりにミランへ復帰すると、長らく低迷が続いていたチームの躍進をもたらしたイブラヒモヴィッチ。今年40歳を迎えてなお、高い意欲でステファノ・ピオリのチームをけん引し、ミランはセリエA第16節を終えて首位に躍り出た。そんな中、スウェーデン代表FWは、イタリア国営放送『Rai』のテレビ番組に出演した。
イブラヒモヴィッチは今シーズン終了後、ミランとの契約満了を迎えるが、現役引退までミラノでのプレーを続ける意思を明かしたほか、2010-11シーズン以来となるスクデットの獲得に意欲を燃やした。一方、引退後についてはやや不安を感じているようだ。
「ミランにはプレッシャーをかけている。ここで生涯、プレーを続けられるよう願っている。それからミランでもう一度スクデットを獲得したい。あとで『まだ続けられたはずなのに』という後悔が生まれないよう、可能な限り長くプレーを続けたい。カルチョを引退した後、自分の将来で何が待ち受けているか分からない。だから引退することが少し怖いんだ」
続いてイブラヒモヴィッチは、日本時間8日に予定されているUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のグループB最終節リヴァプール戦へ言及。「偉大な試合であり、アドレナリンを出し、勝利を収められるよう願っている。最高のプレーを見せなければならない」と意気込みを語った。さらにミランFWは、自身の加入後、チームが大きな成長を遂げたことを指摘されると、「俺だけの手柄ではなく、他のチームメートやピオリのおかげでもある。それからもちろん、イブラが契約にサインすると、魔法が起きる』という話もある」とコメントした。
最後にスウェーデン人スーパースターは、幼少期を振り返った。
「大げさに言うつもりはない。難しい幼少期ではなかった。だが、自分なりに困難はあった。いろんなことを通じて成長し、いまの姿になった。俺は常に自分を信じてきた。みんなが反対していようとね。スウェーデンでは自分が歓迎されているように感じなかったが、常に戦い、自分の周りに良い環境を作れるようにしてきた」
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