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単独首位浮上のミラン、ピオリは歓喜「メニャンとレオンは完璧。熱狂をエネルギーに」 | セリエA

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単独首位浮上のミラン、ピオリは歓喜「メニャンとレオンは完璧。熱狂をエネルギーに」 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのステファノ・ピオリ監督が、13日(日本時間)に行われたセリエA第25節ミラン対サンプドリアの終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。

前節のミラノダービーで2-1と逆転勝利を収め、10日(日本時間)のコッパ・イタリア準々決勝では、ラツィオに4-0と圧勝して勢いに乗るミラン。13日、サンシーロにおいて、日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアとの試合に臨むと、8分のFWラファエウ・レオンの得点により1-0で勝利を収めた。

この結果、ミランは前日の直接対決で引き分けたインテル(消化試合が1少ない)とナポリを追い越し、首位へと浮上。指揮官のピオリは勝利を喜びつつ、試合を分析した。

「この熱狂をエネルギーに変えなければならない。サポーターからも信じられないほどのエネルギーをもらっている。これを上手く生かしていかなければならない。もちろん、もっと早く試合を決めることはできたはずだし、決めてしまわなければならなかった。だが素晴らしい1週間を上手く締めくくることはできた」

「前半は、少し満足し過ぎたかもしれない。フィニッシュの際に判断を誤ったシーンがいくつかあったように思うし、相手GKも素晴らしいパフォーマンスを見せた。早めに試合の決着をつけるべきではあるが、今日のように1-0で勝つこともあるだろう。今日は相手にほとんどチャンスを与えることがなかった」

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またミラン指揮官は、約2年間のチームの成長を振り返り、けん引役となったベテランのFWズラタン・イブラヒモヴィッチに言及した。

「2年前はまだ経験不足のチームだったが、ズラタンが大きく成長させてくれた。今後も決定的な役割を担うことになるだろう。ただ、これは選手全員に当てはまる。いまは自分たちのクオリティに対する自覚があり、アイデンティティも明確になっている。そのおかげで90分間戦い続けることができる」

ピオリは57分、ラスト30メートルの位置で存在感を示すなど好調だったレオンに代えて、FWアンテ・レビッチを投入した。指揮官はこの采配について問われると、自身の考えを明かした。

「レオンはインテンシティが下がり始めていたので交代させた。それにもしレビッチがチャンスの場面で得点を決めていたら、別の感想を持ったはずだ。レオンのパフォーマンスには大満足だ。この調子を維持しなければならない。彼ならすべての試合において、決定力を示せるはずだ」

「我々の考えでは、余力を残して90分間を終えるより、60分間ですべてを出し尽くす方が良い。したがって途中交代することは問題ではない。重要なのは、出場時間の中でクオリティとインテンシティを示すことだ」

GKメニャンのアシストから生まれた得点

8分のレオンの先制点は、GKマイク・メニャンによる前線へのロングフィードから生まれた。

「相手が我々の陣内までボールを奪いにプレスをかけてきた場合、こうしたロングフィードというオプションがある。奪いに来なければ、最終ラインからビルドアップすることもできる。選手たちは、試合の展開をよく読んでいた。得点シーンでは、メニャンもレオンも完璧だった」

ミランは現時点で55ポイントを獲得し、2位インテルとは1ポイント、3位ナポリとは2ポイントの差をつけた。だがピオリは現状を分析しつつ、気を引き締めた。

「選手たちは自信をもってプレーしているし、良い雰囲気が生まれている。だがダービーが別の結果に終わっていれば、どんな状況になっていたかは十分に想像がつく。決して気を緩めてはならない。それに現時点において、昨シーズンと比較して2ポイント多く獲得したに過ぎない。次戦へ集中し、さらに改善していかなければならない」

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