父はモロッコ人、母はスペイン人で、マラガ出身のブライム・ディアス。6歳でサッカーを始め、7歳でマラガの下部組織へと入団。するとU-12の全国大会で一躍名を挙げ、「マラガのメッシ」としてレアル・マドリードやバルセロナも注目するようになった。
11歳でバルセロナ行きの可能性もあったが、結局はまとまらず。その後、14歳のときにマンチェスター・シティへの移籍が決まった。当時はマヌエル・ペジェグリーニ監督が率いていたことが影響し、マラガとの関係の良さもあり、移籍が決まった。
そして17歳でトップチームデビュー。それから2年半で公式戦15試合に出場し、2ゴールを記録した。しかし、定位置を確保できなかったこともあり、2019年1月にレアル・マドリードと6年契約を結んだ。1月にはコパ・デル・レイに出場し、新天地でデビューを飾っている。しかし、マドリードでも出場機会を得られず、3季目となった2020-21シーズンはミランへとレンタルされた。
ミランでは、攻撃陣の一角としてチャンスを得ており、特にヨーロッパリーグではグループステージで3ゴールを記録した。
スペイン代表としては世代別の代表に招集。現在はU-21でプレーしており、将来的にはA代表でのプレーも期待されるところだ。
プレースタイル
「マラガのメッシ」との愛称から分かる通り、ボールキープ力に長けた左利きであるディアス。だが、両利きとしても知られており、左足と遜色ないほどに右足をつかいこなす。170センチと小柄ではあるが、スピードがあり、重心が低いドリブルは相手DFにとって脅威となっている。
ウィングやサイドでプレーしてきたディアスだが、ミランでは中央の攻撃的MFとしても起用される。球離れの悪さを指摘されることもあるが、改善することができれば、どのチームでも中心的な役割を担うことができるだろう。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
ブラヒム・アブデルカデール・ディアス／Brahim Abdelkader Díaz
1999年8月3日生まれ 170cm・68kg 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2016-17 | マンチェスター・シティU-23 | 19試合・7得点 |
| 2017-18 | マンチェスター・シティ | 5試合・0得点 |
| 2018-19 | レアル・マドリード | 9試合・1得点 |
| 2019-20 | レアル・マドリード | 6試合・0得点 |
| 2020-21 | ミラン | 7試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月9日現在）
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