クラブ史上初参戦のチャンピオンズリーグ（CL）で大躍進しているアタランタ。このプロビンチャーレ（地方中小クラブ）の星で、不動のストライカーに君臨するのがドゥバン・サパタだ。
2008年に母国コロンビアでデビューしたCFは、その5年後に欧州初挑戦を決意。13年8月、ナポリに移籍した。しかし確固たる地位を築けず、15年7月からウディネーゼで2シーズン、サンプドリアで1シーズンのレンタル生活。なかなか芽が出なかったが、18年7月に加入したアタランタでついに覚醒する。
アタランタ加入初年度にセリエAで23ゴールを量産。クラブ史上初となるCL出場権獲得の立役者となった。迎えた19-20シーズンも開幕7試合で6ゴールと絶好調だったが、負傷の影響で2カ月近く離脱を強いられることに。それでも復帰後は8試合で5得点。怪我の影響を感じさせずにネットを揺らし続けている。
プレースタイル
最大の長所は、何といっても圧倒的なフィジカルと得点力。DFのマークなど関係なく、簡単にボールを収めてしまう。重量級だが機動力も兼ね備えており、スペースへのランニングからゴールを陥れるシーンも得意な形の1つ。ネットを突き破らんばかりの強烈なキックで、相手GKを泣かせている。打点の高いヘディングもお手の物だ。
主将アレハンドロ・ゴメス、ヨシップ・イリチッチとともにイタリア屈指の3トップを形成。セリエA断トツの得点力（70）を誇るチームにおいて、欠かせぬ存在となっている。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ドゥバン・サパタ／Duván Zapata
1991年4月1日生まれ 189cm・88kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2009 | アメリカ・デ・カリ | 1試合・0得点 |
| 2010 | アメリカ・デ・カリ | 19試合・2得点 |
| 2011 | アメリカ・デ・カリ | 13試合・5得点 |
| 2011-12 | エストゥディアンテス | 3試合・1得点 |
| 2012-13 | エストゥディアンテス | 12試合・6得点 |
| 2013-14 | エストゥディアンテス | 2試合・1得点 |
| ナポリ | 16試合・5得点 | |
| 2014-15 | ナポリ | 21試合・6得点 |
| 2015-16 | ウディネーゼ | 25試合・8得点 |
| 2016-17 | ウディネーゼ | 38試合・10得点 |
| 2017-18 | サンプドリア | 31試合・11得点 |
| 2018-19 | アタランタ | 37試合・23得点 |
| 2019-20 | アタランタ | 28試合・18得点 |
| 2020-21 | アタランタ | 22試合・8得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月18日現在）
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