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【コラム】インテル対ユヴェントス、“逆転”を象徴するチーム同士が激突するイタリアダービー|セリエA

【コラム】インテル対ユヴェントス、“逆転”を象徴するチーム同士が激突するイタリアダービー|セリエADAZN
今シーズン序盤のインテルとユヴェントスの両チームは、“逆転”という言葉が象徴的となった。インテルは各試合で逆転劇を見せたのに対し、マッシミリアーノ・アッレグリのチームは、開幕直後の出遅れから上位を追走し、逆転を目指して動き出した。

インテルとユヴェントスの両雄は、様々な大会が佳境を迎えて勝者が決定する春へ向けて、今のうちにポイントを積み重ねようと意気込む。こうして極めて難しいこの時期に、まもなくイタリアダービーがやってくる。

10月25日(日本時間)、“逆転”を象徴してきたインテルとユヴェントスが直接対決を迎える。インテルはこれまで、劣勢に回った3試合でスコアを覆して逆転に成功。一方のユーヴェはリーグ戦でスタートダッシュに失敗し、ライバルチームに対する遅れを取り戻して逆転を目指す。ユーヴェは現在、セリエAで4連勝を飾り、UEFAチャンピオンズリーグにおいても、前回王者チェルシーおよびゼニトに重要な勝利を収め、グループで首位に立つなど波に乗り始めた。

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インテルの逆転劇

インテルは今シーズンの序盤、辛抱強さを見せてきた。前半をリードされて終えたにも関わらず、実に3試合において、スコアを覆すことに成功した。これほど度重ねて逆転劇を見せてきたことは、クラブの歴史を振り返ってみてもめずらしいことだ。

サッスオーロ戦ではドメニコ・ベラルディ、フィオレンティーナ戦ではリッカルド・ソッティル、そしてヴェローナ戦ではイヴァン・イリッチに先制点を奪われた。だがサッスオーロには2-1、残りの2試合では3-1と逆転。シモーネ・インザーギのチームは、幸いにして監督の采配も的中し、圧倒的な力で試合を立て直して見せた。

だが前節のラツィオ戦においては、ネラッズーリが“逆転される”立場に回った。イヴァン・ペリシッチのゴールでリードを奪ったが、その後、チーロ・インモービレ、フェリペ・アンデルソン、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチに得点を許し、マウリツィオ・サッリのチームに3ポイントを献上した。

また、ヨーロッパの舞台においては、シェリフ戦で何よりも求めていたUCLにおける初勝利を手にしたことで活気を取り戻した。言うまでもないが、エディン・ジェコが決定的役割を担った。

的中した采配

逆転での勝利を収めた試合において、インザーギの采配が光った。サッスオーロ戦では、57分から途中出場したジェコがわずか1分で同点弾をマーク。その後、ラウタロ・マルティネスがPKを沈めて逆転劇を成功させた。ヴェローナ戦では、この日、インテルでのデビュー戦を迎えたホアキン・コレアが74分にピッチへ入ると、逆転のドッピエッタ(1試合2得点)をマークし、試合を決めた。

こうしてインザーギは、自身のひらめきにより、すぐさま試合の風向きを変えることができる能力を示した。そして、その決断に躊躇はない。サッスオーロ戦においては、57分に4枚同時替え(コレア、ハカン・チャルハノール、アレッサンドロ・バストーニ、デンゼル・ドゥンフリース→ジェコ、アルトゥーロ・ビダル、マッテオ・ダルミアン、フェデリコ・ディマルコ)を敢行している。

わずか数秒でチームの様相を完全に変貌させることができる証拠だろう。

挽回を図るユヴェントス

ユヴェントスはインテルとは対照的に、非常に厳しいシーズン開幕を迎えた。2度目となるユヴェントス指揮官に就任したアッレグリは、大黒柱のクリスティアーノ・ロナウドを失ってバラバラとなったチームの立て直しを迫られた。

新たなチームの構築はまだこれから。新たな補強もこれから行わなければならない。チームのメカニズムがかみ合い始めるまでに、時間を要することは必然だ。このため開幕戦から4試合で獲得ポイントはわずかに「2」と、衝撃的なシーズンスタートとなった。だがユヴェントスは一丸となり、重要な結果を残し始めている。特に失点が少なくなったことは朗報だ。

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チェス王者のように頭脳明晰のアッレグリ

インザーギとも共通するが、アッレグリの最も重要な特徴の1つは、試合に順応し、流れを一変させる能力といえる。それが際立ったのは、最近の試合でいえばチェルシー戦だろう。フェデリコ・キエーザをより自由にプレーさせようと、わずか15分で新たな戦術へと移行した。こうしてアッレグリはヨーロッパ王者との対決を制した。

スペツィア、サンプドリア、トリノ、そしてローマと直近の4試合で4連勝を飾った。ジョルジョ・キエッリーニを始めとしたユーヴェの選手たちは、試合をこなすにつれて徐々に意識を高めていった。チェルシーやゼニトとのUCLでの対戦も含めれば、すでに公式戦6連勝を刻んだ。

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ダービーは3ポイント以上の価値

両チームにとって極めて難しいこの時期に、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでのダービーがやってくる。この勝利には倍の価値があるだろう。直接対決としてだけでなく、アドレナリンをチャージし、自信を高めて今後につなげるためにも、意味のある勝利となるはずだ。

両チームのポイント差はわずか3ポイント。特に開幕直後にクラブ史上、類を見ないほどのつまずきを見せたユヴェントスにとって、ダービーに勝利することは力ずくでスクデット争いへ復帰することを意味する。

インテル対ユヴェントスは、スクデットという重要な目標を懸けた大勝負になるだろう。

文・ルカ・フェオレ

 

放送・配信予定

  • インテル対ユヴェントス
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2021年10月25日(月)日本時間03:45
  • 解説:細江克弥 実況:北川義隆
  • 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ

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