スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで4得点を挙げてカリアリを一掃し、セリエA首位の座へと舞い戻ったインテル。指揮官のシモーネ・インザーギは、これまでもチームへの信頼を欠かさず寄せてきた。「わたしはチームが出遅れていた時から、自信があった。ミランやナポリとのポイント差を埋めることができて素晴らしかった。だが、これからは前を向かなければならない」と試合終了後に語った。
25人の主力
インテル指揮官は、4-0と勝利を収めた試合を振り返り、「選手たちは素晴らしかった。カップ戦を戦ったすべてのチームが苦戦する中、我々はカリアリ戦で良いパフォーマンスを見せることができた。簡単なことではなかった」と強調した。
さらにインザーギは、バックアップメンバーも含めたチームの総合力が現在の成績につながっていると指摘する。
「シーズン序盤から、ベンチスタートのメンバーが常に重要な結果を出してくれた。ここ数カ月は問題もあった中、誰が出場しても同じ結果をつかむことができた。前線においても、選手全員が良いパフォーマンスを見せているし、誰を起用しても常に良いプレーを見せてくれる」
戦術の変化
インテルは今夏、FWロメル・ルカクやDFアクラフ・ハキミなど、スクデットを獲得したアントニオ・コンテ指揮下の主力を放出したが、シモーネ・インザーギが新たなチームに加えた変化は、結果となって表れ始めた。
「当初、いなくなるのは、ハキミだけだと思っていたが、それから(クリスティアン)エリクセンとルカクを失った。だが偉大なクラブが背後にいることは幸運であり、チーム内で機能し、貢献してくれそうな選手を見つけることができた」
「選手たちの特徴を引き出すために、チームの重心をより前にし、プレスを強めた。こうして今は、スペースを占有しつつ、非常に良いバランスをつかむことができた。道のりは長いがこの調子で続けていかなければならない。チームは良いパフォーマンスを見せており、目標としていたUEFAチャンピオンズリーグのグループ通過を1試合早く決めることができただけでなく、リーグ戦でも上位との差を詰めることができた」
最後にインテル指揮官は、44分に今シーズン2度目となるPK失敗をしたラウタロ・マルティネスに言及。「ラウタロは今後もキッカーを務める。ピッチにおいても、トレーニングにおいてもハードワークをこなしており、今のまま、取り組みを続けていくべきだ。私はラウタロに満足している」と擁護した。
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