カナダとの二重国籍を持つイタリア代表MFブライアン・クリスタンテは、地元の街クラブでフットボールをスタートさせ、2009年に名門ミランの育成組織に入団。2011年12月にはクラブ史上最年少の16歳278日でUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）デビューを果たし、話題を集めた。
しかしその後、ミランではほとんど出場機会を与えられず、2014年夏の移籍市場でベンフィカに完全移籍加入したが、ポルトガルの地でもあまりプレー時間は得られなかった。さらに、2016年1月に期限付き移籍したパレルモ、同年夏から半年間を過ごしたペスカーラでも満足のいく立場にはなれず。
それでも2017年初めから1年半在籍したアタランタで印象的な活躍を披露してイタリア代表にも呼ばれるようになると、2018年夏にローマに買取義務付きの期限付き移籍。将来を嘱望されながらも放浪を続けていたクリスタンテだが、ローマで居場所が与えられ、存在感を増している。
プレースタイル
幼少期から才能の片鱗を見せてきたクリスタンテは、ボランチやインサイドハーフといったピッチ中央でのプレーを得意とするミッドフィルダーだ。とりわけキックの正確性が目立ち、キープ力を生かしてタメを作った後のロングパスは一発で戦況を打開することもある。さらに、ハードワークをいとわず、186cmと長身のため守備面にも大きく貢献できる選手だ。
プロフィール・経歴
ブライアン・クリスタンテ／Bryan Cristante
1995年3月3日生まれ 186cm・80kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2011-12 | ミラン | 0試合・0得点 |
| 2012-13 | ミラン | 0試合・0得点 |
| 2013-14 | ミラン | 3試合・1得点 |
| 2014-15 | ベンフィカ | 5試合・0得点 |
| 2015-16 | ベンフィカ | 2試合・0得点 |
| 2015-16 | パレルモ | 4試合・0得点 |
| 2016-17 | ペスカーラ | 16試合・0得点 |
| 2016-17 | アタランタ | 12試合・3得点 |
| 2017-18 | アタランタ | 36試合・9得点 |
| 2018-19 | ローマ | 35試合・4得点 |
| 2019-20 | ローマ | 26試合・1得点 |
| 2020-21 | ローマ | 12試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月27日現在）
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