残留とACLをかけて。横浜FC対ヴィッセル神戸の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

横浜FC 対 ヴィッセル神戸 の見どころ

リーグ戦も残り3試合、大逆転での残留のためには勝つしかない横浜FCが、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて負けられないヴィッセル神戸をホームに迎える。

いよいよ横浜FCは土俵際に追い込まれた。アウェイで戦った前節・アビスパ福岡戦はFWフェリペ・ヴィゼウのゴールで先制し、時計の針が90分を回った時点では勝点3を手中に収めていたが、後半アディショナルタイムに突入して1分後のこと。エリア内にボールを運ばれゴール前で混戦を作られると、最後はオウンゴールを献上。目の前で勝利を逃し、残留に向けて極めて厳しい現実を突き付けられた。

仮に今節、勝点27で最下位の横浜FCが引き分け以下に終わり、勝点33で並ぶ、16位の清水エスパルスと15位の湘南ベルマーレがそろって勝利すれば降格が決定してしまうシチュエーションにある。しかし横浜FCからすれば勝たないと何も始まらない状況は変わらない。よい意味で開き直って戦うことも可能である。

現在ホームのニッパツ三ツ沢球技場では3試合負けなし。GKスベンド・ブローダーセンとMF高橋秀人を中心とした守備からリズムを作り、前線で待ち構えるFWサウロ・ミネイロとMF松尾佑介のパワーとスピードを生かしたカウンターの形を作り出したい。プロ2年目ながら今季途中に主将を任され、替えの利かない存在にまで成長したMF瀬古樹の闘争心溢れるプレーにも注目だ。J1に生き残るためには勝つしかない状況の中で迎える一戦でハマブルーの意地を見たい。

対する神戸としても3位死守のためには勝ちたい一戦だ。この試合で自分たちが3ポイントを積み上げ勝点を70に乗せ、現在勝点62の4位・名古屋グランパスと5位の鹿島アントラーズがともに勝利することができなければACL出場権圏内の3位が確定するだけにモチベーションは高いだろう。

チーム状況を見てもここ5試合は4勝1分けと絶好調。第31節・浦和レッズ戦（5〇1）や第34節・ベガルタ仙台戦（4〇2）のように大量得点で勝つ試合もあれば、第32節・アビスパ福岡戦や第35節・徳島戦のように1－0のしぶとい戦い方もできており、勝ちパターンは豊富だ。その間には、一時戦列を離れていたMF山口蛍とFW大迫勇也が復帰。仙台戦では山口が、徳島戦では大迫がゴールは決めており、チームの心臓とストライカーの復調はラストスパートに向けて明るい材料である。

今季敗れたアウェイゲームは3試合でその全部が関東圏でのゲーム。さらにその内の2試合が日産スタジアムでの横浜F・マリノス戦と等々力陸上競技場での川崎フロンターレである。今季最後となる神奈川でのゲームで勝利し、ACL争いで優位を保ちたい。

明治安田生命J1リーグ第36節 日程

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