名古屋グランパスは9日、川崎フロンターレに所属するMF齋藤学が完全移籍で加入することを発表。来季、AFCチャンピオンズリーグ出場する名古屋は、さらなる即戦力の獲得に成功した。
1990年生まれの30歳の齋藤は、横浜F・マリノスの下部組織出身。2009年にトップチームへ昇格すると、2011年の愛媛FCへの期限付き移籍を経て2012年に横浜FMへ復帰し、同年のロンドン・オリンピックに出場した。2014年にはブラジル・ワールドカップの日本代表メンバーに選出。2018年に川崎Fへ移籍を果たし、2020シーズンはJ1リーグで25試合1得点の成績を残している。
齋藤は加入する名古屋の公式サイトを通して「名古屋グランパスの一員として新たな挑戦ができることを嬉しく思います。チームのために情熱を持って日々チャレンジしていきます。よろしくお願いします」とコメント。新たな挑戦に向けて意気込みを語った。
また3シーズン過ごした川崎Fでは、公式サイトで思いの丈を明かしている。
「2021シーズン、名古屋グランパスでサッカーする事を決断いたしました。川崎フロンターレで過ごした3年間は本当に幸せな時間でした。昨シーズンも優勝を経験させてもらえました。素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフ、心から誇れるサポーターのみなさんと共に手にした優勝という経験、本当に幸せでした。唯一悔しかったことは、みなさんの期待以上のプレーと結果をお返しできなかったことです。ですが、悔しい思いをしていた時もいつもサポーターのみなさんからは全力の応援で背中を押してもらいました。本当に心強く、ありがたかったです。言葉にすることができない感謝がフロンターレに関わるすべてのみなさんにあります。川崎フロンターレから離れますが、川崎出身のサッカー選手としてこれからも日々精進し、元気な姿でまたみなさんにお会いできることを楽しみに、サッカーに取り組んでいきたいと思います。少しでも早くコロナ禍が収まり、子供から大人までサッカーを愛するすべての人が思う存分サッカーを楽しめる時が来ることを祈っています。医療従事者の皆さま、本当に日々ありがとうございます。3年間本当にお世話になりました。フロンターレに関わるすべてのみなさんのご健康と幸せを祈っています。ありがとうございました。 齋藤学」
名古屋は昨季、マッシモ・フィッカデンティ監督の下でリーグ戦を3位で終了。ACL出場権を獲得し、今オフは積極的な補強を敢行している。齋藤は、FW柿谷曜一朗やDF木本恭生、MF長澤和輝らに続く即戦力としての補強となった。
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