J1は、鹿島アントラーズが首位に返り咲いている。セレッソ大阪の敵地に乗り込んだ鹿島が6分にはFW鈴木優磨、14分にはリーグ初先発のMF松村優太が今季初得点を決めて、試合序盤に2点差にリードを広げると、後半アディショナルタイムには、途中出場のMFアルトゥール・カイキの得点でダメ押し。鹿島が3試合ぶりの勝利で勝ち点「22」に伸ばし、ACL勢の帰国前に首位に浮上している。
新国立競技場で初めてJリーグ開催となったFC東京とガンバ大阪の注目ゲームは、前半から縦に鋭い迫力ある攻撃を見せたFC東京が38分にCKのこぼれ球を詰めたFWアダイウトンの得点で4試合ぶりのゴールがリーグ戦で生まれると、65分にはピッチに入ったばかりのFWレアンドロの復帰弾で2点差。その後は両チームにそれぞれ判定によって取り消されたゴールもあったが、FC東京が4試合ぶりの勝利で4位に浮上し、上位との差を詰めている。
またその他のJ1カードでは、アビスパ福岡と北海道コンサドーレ札幌がそれぞれ1点差を無失点で逃げ切って今季2勝目をマーク。柏レイソルは、ホームで4失点とサガン鳥栖に大敗を喫し、リーグ3連敗。清水エスパルスもホームでFWチアゴ・サンタナの2度のリードを守り切れず、”4月無敗”のサンフレッチェ広島とドローに終わっている。
新型コロナウイルスの影響で中止となったSC相模原対Y.S.C.C.横浜の一戦を除く6試合が開催されたJ3。首位の福島ユナイテッドはスコアレスドローと無敗をキープしているものの、勝ち点3を逃し、一方で勝てば首位に浮上するチャンスだった鹿児島ユナイテッドFCもMF森川裕基の2ゴールでAC長野パルセイロに逆転負けで首位浮上のチャンスを逃している。また”J参入組”のいわきFCは後半に3ゴールと怒涛の反撃を見せて逆転勝利。暫定で2位に浮上している。
初代王者が決まる可能性のあったWEリーグ。13時から始まった首位のINAC神戸レオネッサがなでしこジャンパンFW田中美南の2得点の活躍でサンフレッチェ広島レジーナの反撃をかわして開幕から16戦無敗をキープ。しかし14時からキックオフを迎えた2位の三菱重工浦和レッズレディースが勝利したことで、歓喜の瞬間は次節以降に持ち越しとなっている。
■ 4月29日開催 結果
・J1第10節：
札幌 1-0 湘南
清水 2-2 広島
京都 0-1 福岡
柏 1-4 鳥栖
C大阪 0-3 鹿島
FC東京 2-0 G大阪
・J3第7節：
いわき 3-1 八戸
今治 0-0 宮崎
富山 3-2 鳥取
愛媛 0-0 福島
北九州 0-1 藤枝
長野 2-1 鹿児島
相模原 中止 YS横浜
・WEリーグ第19節：
千葉L 0-0 AC長野
I神戸 3-2 S広島R
浦和 2-0 新潟L
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