かつてレアル・マドリードで活躍した元アルゼンチン代表FWホルヘ・バルダーノ氏は、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを“奇跡”と称した上で、今後のサッカー界はユヴェントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのようなフィジカルに長けた“スーパーヒューマン”な選手たちの時代になると自身の見解を示した。アルゼンチンメディア『Tiempo』が伝えた。
近年のサッカー界は、2人のスーパースターを中心に回ってきた。メッシとロナウド。2008年から10年間にわたり、世界最高の選手に贈られるバロンドールを独占してきた二人は、年齢を重ねた今もなおサッカー界の頂点に君臨し続けている。
アルゼンチン代表の一員として1986年のFIFAワールドカップを制したバルダーノ氏は、「メッシはすべての概念を覆してきた。天才であり、すべてを変えることができる。彼はヒーローであり、スーパースターの力を持っている」とメッシについて言及。同郷の後輩の偉大さを言葉にしつつ、「メッシは唯一無二の存在だ。彼の後に続く選手が現れるのかを考えることは簡単ではない。15年や20年に1人の天才と考慮すべきだ」と自身の考えを明かした。
またバルダーノ氏は、メッシはこれまでの生い立ちや成長過程を通じて完成した“奇跡”の選手であると強調した上で、今後のサッカー界に現れる天才はメッシではなくロナウドのような身体的に優れたスーパーヒューマンになるだろうと語っている。
「南米では、今やストリートはほとんど姿を失ってしまった。だから、ネクストメッシよりロナウドに類似した選手が出てくるだろう。よりフィジカル面を兼ね備えたスーパーヒューマンであり、より競争的で、戦士のような選手になるだろう」
バルダーノ氏から“奇跡”と称されたメッシの所属するバルセロナは日本時間16日0時、ラ・リーガ・サンタンデール第24節でヘタフェと対戦。また“スーパーヒューマン”と表現されたロナウドのユヴェントスは日本時間14日4時45分、コッパ・イタリア準決勝第１戦でミランと対戦する。いずれの試合もDAZN（ダゾーン）でライブ配信される予定だ。
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