大黒柱のフィルジル・ファン・ダイクをはじめ、ジョー・ゴメスにジョエル・マティップと怪我人が相次いでいるリヴァプールのCB問題に、ひとまず解決の目途が立った。
2019-20シーズンのプレミアリーグ王者は冬の移籍マーケット最終日となる2月1日、トルコ代表の俊英オザン・カバクを確保したようだ。シャルケとの長い交渉の末に、今シーズン終了までのレンタル(買い取りオプション付き)で合意と報じられる。
ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、レンタルフィーは300万ユーロ(約3億7800万円)。このローン契約には最大3000万ユーロ(約38億円)で買い取りオプションを行使できる条項が盛り込まれている。クラブと選手はすでにサインしており、あとはFIFAへの登録・認可を待つだけの段階のようだ。
2000年3月生まれのカバクは、18歳の時に母国トルコの名門ガラタサライからドイツのシュトゥットガルトに加入。19年夏のシャルケ移籍後も順調な成長を遂げ、ヨーロッパでも有数の若手CBという定評を確立した。
空中戦・地上戦を問わずに1対1に強く、足下のボールテクニックも兼備。攻守のセットプレー時に頼りになるヘディングの強さも際立つ。今シーズン序盤は不用意にPKを献上するなどクレバーさを欠く場面も見られたが、20歳にしては非常に完成度の高いCBだ。
若手の才能を伸ばす手腕に長けるユルゲン・クロップ監督の下、進化スピードを加速させるか注目が集まる。
なお、カバク放出を決断したシャルケは、アーセナルで構想外のDFシュコドラン・ムスタフィの獲得間近に。こちらも正式発表が秒読み段階と伝えられる。
ブンデスリーガ最下位からの巻き返しを期す名門にとって、ムスタフィはDFセアド・コラシナツ(←アーセナル)、FWクラース=ヤン・フンテラール(←アヤックス)、DFウィリアム(←ヴォルフスブルク)に次ぐ今冬4人目の新戦力となる。
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