2007年、母国ギリシャのスラシヴロスFCで17歳の時にトップチームデビューを飾り、キャリアをスタートさせたコスタス・マノラス。その2年後にはギリシャの名門AEKアテネFCへと引き抜かれると、2011年には国内カップ戦優勝に貢献する。数多くのクラブの注目を集めたが、ギリシャで経験を積むことを選択して3年間在籍。そして2012年夏、強豪オリンピアコスへと加入する。
ギリシャ屈指の強豪でも加入初年度からレギュラーとしてプレー。チャンピオンズリーグの舞台も経験し、2013年から2年連続でリーグ優勝を果たす。常にビッグクラブの目を集めていたマノラスだったが、2014年にローマへと完全移籍。ついに欧州5大リーグでのプレーを決断した。
守備の国イタリア初挑戦となるが、マノラスはすぐさまフィットする。初年度からスクデット争いを繰り広げたチームで絶対的な存在となり、特に2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ・バルセロナ戦では、劇的なゴールも記録。ファーストレグ0-3敗戦からの“奇跡”の逆転突破の立役者となった。ローマ在籍5シーズン間は大きなケガもなく、公式戦206試合でピッチに立った。
そして2019年夏、同じくセリエAの名門ナポリへと加入。移籍金は3600万ユーロとも伝えられ、当時のクラブ史上2番目となる高額な移籍金で加入する。カリドゥ・クリバリとのコンビは「セリエA最高のCBペア」とも期待を集めたが、両者ともケガを抱える時期もあり、不完全燃焼に。それでも要所で素晴らしいプレーを見せると、2020-21シーズンは開幕からペアを組み、好調のチームを最後方から支えている。
プレースタイル
一目見てわかるほど屈強な体を持つが、センターバックとしてトップクラスのスピードも持ちあわせる。読みや思い切りのよいタックル・インターセプト、一対一の強さも大きな武器で、自分のエリアを離れて広大なスペースをカバーすることが可能だ。空中戦でも貴重な得点源となり、ビルドアップもそつなくこなす。現在のセリエAでトップクラスのディフェンダーと言えるだろう。
プロフィール・経歴
コスタス・マノラス/Kostas Manolas
1991年1月14日生まれ 189cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | スラシヴロスFC | 5試合・0得点 |
2009-10 | AEKアテネ | 5試合・0得点 |
2010-11 | AEKアテネ | 22試合・1得点 |
2011-12 | AEKアテネ | 24試合・1得点 |
2012-13 | オリンピアコス | 24試合・1得点 |
2013-14 | オリンピアコス | 25試合・3得点 |
2014-15 | ローマ | 30試合・0得点 |
2015-16 | ローマ | 37試合・2得点 |
2016-17 | ローマ | 33試合・0得点 |
2017-18 | ローマ | 29試合・2得点 |
2018-19 | ローマ | 27試合・1得点 |
2019-20 | ナポリ | 26試合・4得点 |
2020-21 | ナポリ | 19試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
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