試合の概要
チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出をかけて、リヨン(リーグ・アン)とバイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)が激突する。
リヨン(7位 勝点40 | 11勝7分10敗 | 42得点27失点)
ラウンド16でユヴェントスを下したリヨンは、一発勝負の準々決勝でマンチェスター・シティと対戦。全体をコンパクトにしてショートカウンターを狙ったチームは24分にマックスウェル・コルネのゴールで先制すると、後半に追いつかれるも79分にムサ・デンベレのゴールで一歩前に。相手の決定機ミスにも助けられて同点弾を回避すると、87分には再びムサ・デンベレが決めて3-1で勝利。またしてもアップセットを達成した。
10シーズンぶりの4強入りを果たしたチームだが、相手はバルセロナを粉砕したバイエルン。それでも、列強の優勝候補撃破によりリヨン陣営は自信をつけているはずだ。決勝進出となればクラブ史上初となる快挙。マン・C戦と同様、タイトな守備とカウンターから相手最終ライン裏を狙い、訪れたチャンスをしっかりとモノにして好勝負を演じたい。
注目選手:ウセム・アワール
今季ここまで公式戦40試合に出場して9ゴール10アシストをマークし、その評価を大きく高めている22歳の新鋭セントラルMF。卓越した足下の技術とプレービジョンを備えており、守備への貢献度も高い。最終ラインから前線までコンパクトにして規律ある守備を敷くうえで、中央で全体のバランサー役となるアワールの役割は引き続き重要になる。
予想スタメン(3-5-2)
バイエルン・ミュンヘン(優勝 勝点82 | 26勝4分4敗 | 100得点68失点)
一方、ラウンド16でチェルシーを2戦合計7-1で退けたバイエルンは、準々決勝でバルセロナと激突。序盤こそ一進一退の攻防となったが、徐々に攻勢を強めると、トーマス・ミュラーの2ゴールなどで前半のみで4-1に。後半も主導権を掌握し、あらゆる局面で相手を凌駕。フィリペ・コウチーニョの2ゴールなどもあり、最終的に8-2という衝撃的なスコアでバルセロナを粉砕した。
CL史上初となる決勝ラウンドでの8ゴールで4強入りを果たしたバイエルンは、誰もが認める優勝候補筆頭に。バルセロナ戦で勝負が決まった後も攻撃の手を緩めなかったように、ドイツのクラブらしく地力で勝る相手に対しても油断や慢心はないだろう。2012-13シーズン以来となる3冠達成を見据えるチームは、充実の状態でリヨン戦に向かう。
注目選手:ロベルト・レヴァンドフスキ
今季ここまでの公式戦45試合で54ゴールを積み重ねてきたレヴァンドフスキ。授与式が中止にならなければバロンドールの最有力だったと評されるポーランド代表FWは、CLでも8試合で14ゴール5アシストと素晴らしい記録を残している。この男がきっちりと決定力を発揮して自身の仕事を果たせば、リヨンにアップセットを許す可能性は限りなく低くなる。
予想スタメン(4-2-3-1)
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年8月20日(木)日本時間4:00
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ
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