ディエゴ・シメオネ監督政権下で最も低調なシーズンを過ごすアトレティコ・デ・マドリードだが、主将MFコケはここからの巻き返しをあきらめていないようだ。
ラ・リーガ第23節、敵地カンプ・ノウでのバルセロナ戦を2-4で落として、チャンピオンズリーグ出場圏4位の座を明け渡してしまったアトレティコ。失点数30で、GKヤン・オブラクのこれまでのシーズンワースト(27失点)を早くも更新してしまうなど、シメオネ監督率いるチーム特有のソリッドさは見る影もない。
そうした中でクラブの公式HPは、コケのメッセージ動画を公開した。アトレティコ主将はここから状況を逆転させるべく、12日のラ・リーガ第24節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのヘタフェ戦で勝利を取り戻す必要性を説いている。
「今、チームは力強くあろうとしている。状況を変えようと、試合に勝とうと息巻いているんだ。バルセロナでの出来事はつらかった。僕たちはチャンピオンズ出場を争う直接的なライバルに勝ちたいと思っていたから。そうはできなかったが、それでも進み続けなくてはいけない。僕たちは団結するほどに強くなる。これまでだって、そうだったじゃないか」
「アトレティコというチーム対して一番批判的なのは自分たちだ。結果が出ないとき、チームは向上しなくちゃならない。今、状況を変えたいと誰よりも思っているのは、僕たちにほかならないんだよ。もう試合に勝っていかないと。僕たちはピッチの中で、もっと強くなければいけないんだ」
「勝てないときは心が痛いし、何千回も考えを巡らせることになる。次の土曜、僕たちは流れを変えたいと思っている。死ぬ気で戦うし、勝ち点3を獲得しないと。この苦境から抜け出す方法はそれしかないんだ」
「僕たちはいつだって一つの家族だったし、これからもそうあり続ける。僕たちは家族だったからこそ、昨季ラ・リーガ優勝のような成功をつかめたんだ」
果たしてアトレティコは、ヘタフェ戦で上昇気流に乗るためのきっかけをつかむことができるのだろうか。なお現在ヘタフェを率いるのは、アトレティコに初めてヨーロッパリーグタイトルをもたらしたキケ・サンチェス・フローレス監督。当時17歳だったコケをトップチームでデビューさせた指揮官である。
関連記事
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。