フランスの各年代の代表に選ばれてきたバンジャマン・パヴァールだが、評価を高めたのはドイツへやってきてからのことだ。
2015年1月にリールでトップチームデビューを飾ると、2016年夏にシュトゥットガルトへと移籍。当時ブンデスリーガ2部のクラブですぐに主力へと定着すると、24試合に出場して1部昇格に貢献した。
翌シーズンはCBの絶対的レギュラーを確立し、リーグ戦全試合に出場。優勝したバイエルン・ミュンヘンに次ぐ失点の少なさで、7位フィニッシュを果たしている。2019年1月には、2019-20シーズンからバイエルン・ミュンヘンへ移籍することが決定。だが、チームはそのシーズンに降格となっている。
パヴァールにとってビッグクラブ初挑戦となった2019-20シーズン。本人も「予想外だった」と話しつつ、右サイドバックとしてレギュラーに定着。ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、DFBポカールで安定したプレーを続け、守備面だけではなく、クロスなど攻撃面でも違いを見せている。
フランス代表としては2017年にデビュー。2018年のロシア・ワールドカップにも参戦し、右サイドバックとして定着。消化試合となっていたグループリーグのデンマーク戦を除くすべての試合に先発し、優勝に大きく貢献した。
プレースタイル
シュトゥットガルト時代にはCB、SBの両方で起用されており、CBでの起用がメインとなっていたが、バイエルン加入後は“逆転”。ヨシュア・キミッヒが中盤で起用されることになったこともあり、右サイドバックのレギュラーとして定着した。
フランス代表でも見せていた守備の安定感はもちろん、ボールをポゼッションする時間が長いバイエルンでは、より攻撃面で存在感を出すように。正確なキック技術からビルドアップの出口となり、クロスでもゴールをお膳立てしている。
また、空中戦にも強く、セットプレーではターゲットともなっている。
動画:プレー集
エピソード
フランス代表ではここまで1ゴール。だが、ロシア・ワールドカップのアルゼンチン戦で決めたボレーシュートがそのひとつだが、大会のベストゴールに選出されるほどの美弾であった。
プロフィール・経歴
バンジャマン・パヴァール/Benjamin Jacques Marcel Pavard
1996年3月28日生まれ 186cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | リール | 8試合・0得点 |
2015-16 | リール | 13試合・0得点 |
2016-17 | シュトゥットガルト | 21試合・1得点 |
2017-18 | シュトゥットガルト | 34試合・1得点 |
2018-19 | シュトゥットガルト | 29試合・0得点 |
2019-20 | バイエルン | 32試合・4得点 |
2020-21 | バイエルン | 15試合・4得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月26日現在)
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