イングランド出身のロブ・ホールディングは、7歳の時にボルトンの下部組織に入団。順調に各カテゴリーをステップアップしていくと、2014-15シーズン後半に当時4部に所属していたバーリへ期限付き移籍で経験を積んだ。
翌シーズンにボルトンへ復帰すると、シーズン後半から絶対的な存在に成長。2015-16シーズンにボルトンは3部降格となったが、チャンピオンシップ(英2部)で26試合に出場したホールディングは、クラブの年間最優秀選手に輝いた。
この活躍がプレミアリーグのクラブの目にもとまり、2016年夏にアーセナルへとステップアップを果たす。名門での初シーズンは主にカップ戦起用が続いたが、FAカップでは4試合に先発して見事な活躍を披露。優勝に大きく貢献する。翌シーズンは控え起用が続き、2018-19シーズンはウナイ・エメリ新監督の下で飛躍が期待できるパフォーマンスを披露していたが、膝の前十字靭帯断裂の重傷で、シーズンのほぼすべてを棒に振ることになってしまう。
大ケガ明けの2019-20シーズンは慎重な起用が続いたが、ミケル・アルテタ監督が就任した12月以降から再び出場機会を増やしていく。するとFAカップ決勝で再び好プレーを披露し、自身2度目のタイトル獲得を経験した。2020年夏には出場機会を求めて移籍を望んだが、指揮官の説得を受けて残留を決断。プレミアリーグでもポジションを確保しつつある。
プレースタイル
プレミアリーグのセンターバックとしてはやや線が細いが、思い切りの良いインターセプトやタックルで広いカバー範囲を誇る。動けるタイプのDFだ。189cmの長身で、空中戦でも頼りになる。足元も安定しており、最前線を見てロングフィードを蹴る場面も多い。ポジショニングや一対一の対応、DFラインの統率などまだまだ改善点はあるが、好不調の波もそれほどなく、相手アタッカーの挑発にも乗らない精神的な強さも兼ね備えている。
プロフィール・経歴
ロブ・ホールディング/Rob Holding
1995年9月20日生まれ 189cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2015-16 | ボルトン | 26試合・1得点 |
2016-17 | アーセナル | 9試合・0得点 |
2017-18 | アーセナル | 12試合・0得点 |
2018-19 | アーセナル | 10試合・0得点 |
2019-20 | アーセナル | 8試合・0得点 |
2020-21 | アーセナル | 20試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月9日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。