レアル・マドリードはこの冬の移籍市場で、チェルシーDFアントニオ・リュディガーの獲得に動くことを決断したようだ。10日付のスペイン『マルカ』が1面で報じている。
今季限りでチェルシーとの契約が切れるリュディガーに対しては複数のビッグクラブが興味を持っているされるが、『マルカ』によればレアル・マドリードが最も獲得の決意を固めているという。ドイツ代表DFのスポーツ面の能力を徹底的に分析したスペインの首都クラブは、この冬の移籍市場で獲得を内定させる考えとのことだ。
ただし、レアル・マドリードはまだリュディガー個人と合意に至っているわけではなく、合法性を尊重して1月1週目に交渉をまとめる考えの様子。そのために最大の焦点は、リュディガーとチェルシーが冬の移籍市場が開くまでの残り21日間で、契約延長を結ぶかどうかとなるようだ。
チェルシーはDFアンドレアス・クリステンセン、DFチアゴ・シウバ、そしてリュディガーと3人のセンターバックの契約が今季で切れる状況だが、トーマス・トゥヘル監督はリュディガーの契約延長にプライオリティーを置いているとみられる。いずれにしてもチェルシーが実際にリュディガーと契約を結ぶかは、マリーナ・グラノフスカヤ女史が提示するオファー次第で、リュディガーのチーム最低レベルの年俸700万ユーロがどれだけ改善されるかにかかっていそうだ。
対して、レアル・マドリードはリュディガーの獲得実現に楽観的でいる様子。彼らは前回の冬の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンとの契約を延長しなかったダヴィド・アラバの獲得を内定させ、今夏にDFセルヒオ・ラモスとの契約延長交渉が破談に終わった経験則から、リュディガーとチェルシーがここまで交渉で合意に至らなかったのであれば、ここから冬の移籍市場までに逆転で契約を延長する可能性はほとんどないと考えているという。
なおレアル・マドリードはMFガレス・ベイル、MFイスコ、DFマルセロとの契約が今季限りで切れることになり、人件費に空きができる状況。リュディガーが求める年俸は法外な額ではないとされており、ラ・リーガのサラリーキャップにひっかかることはまずなさそうだ。
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