バルセロナDFジェラール・ピケが、先のビジャレアル戦で見せた並々ならぬ気迫とキャプテンシーがスペインで大きな話題となっている。
11月27日に行われたラ・リーガ第15節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦で、凄まじい激闘を繰り広げたチャビ・エルナンデス新監督率いるバルセロナ。ビジャレアルに攻め込まれながら試合終盤を迎えると、88分にFWメンフィス・デパイが勝ち越し弾、94分にMFフィリペ・コウチーニョがPKから追加点を挙げて、薄氷を踏みながら3-1の勝利を果たしている。
バルセロナはこれが今季アウェー初勝利＆初の2連勝となったが、チャビ監督がチームを率いるようになったことで、並々ならぬ気合いでもって試合に臨んでいるに違いない。メンフィスがゴールを決めた直後にピケの発した言葉が、その証明となりそうだ。
スペイン『TV3』のテレビカメラは、バルセロナの第二キャプテンがチームメートたちと円陣を組んだ際に大声で口にしていた内容を捉えていた。
「お前ら！ 頭だ！ 頭を使うんだ！ これまでで一番頭を使え！ 落ち着くんだぞ！ 決して慌てることなく時間を使っていけ。ファウルではすべてダイブをしろ。全部だぞ！ 落ち着くんだ。俺たちはこの勝ち点3を絶対に逃しちゃいけないんだ」
なおピケは元チームメートだったチャビ監督の帰還について、「いつもより大きな重圧を感じている。彼のことを失望させるわけにはいかないから」と語っている。そうした気持ちが、今回のような言動につながったのは、想像に難くない。
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