イタリア屈指の名門インテルに在籍して8シーズン目、公式戦200試合以上に出場。苦しい時期も陰ながら支え続けてきた“隠れた名DF”が、ダニーロ・ダンブロージオだ。
ナポリ生まれのダンブロージオは、同じくカンパニア州のサレルノに本拠を置くUSサレルニターナのユースチームでキャリアをスタートさせると、2005年にフィオレンティーナへと移籍。その後は下部リーグのクラブを転々とし、2010年1月に当時セリエBに所属していたトリノへと完全移籍を果たした。すぐさまポジションを掴み、2011-12シーズンにはチームの昇格に貢献。通算123試合に出場した。
するとこの活躍を見たインテルが、2014年1月におよそ150万ユーロの移籍金で引く抜くことに成功。苦しむ名門の中で出場機会を得られない時期もあったが、これまで7人の監督の下で黙々と与えられた仕事をこなし続けてきた。現指揮官アントニオ・コンテの信頼も厚い。在籍8シーズンで目立つことはあまりなかったかもしれないが、近年のインテルにおいて欠かせない選手の1人であることは間違いない。
プレースタイル
試合中に派手なプレーはないものの、基本に忠実で与えられたタスクを黙々とこなす。抜群の安定感を持ち、いつ出場しても一定のパフォーマンスを見せる。プロとして模範的な選手と言えるだろう。また高い戦術理解度を誇り、左右のサイドバックからウイングバック、センターバックと、ディフェンスラインであればすべてのポジションで起用可能だ。ビッグマッチで度々ゴールを決める勝負強さも持ち合わせている。
プロフィール・経歴
ダニーロ・ダンブロージオ/Danilo D'Ambrosio
1988年9月9日生まれ 180cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2007-08 | ポテンツァ・カルチョ | 7試合・0得点 |
2008-09 | ユーヴェ・スタヴィア | 29試合・0得点 |
2009-10 | トリノ | 19試合・1得点 |
2010-11 | トリノ | 30試合・2得点 |
2011-12 | トリノ | 26試合・3得点 |
2012-13 | トリノ | 28試合・2得点 |
2013-14 | トリノ | 14試合・2得点 |
2013-14 | インテル | 11試合・0得点 |
2014-15 | インテル | 23試合・0得点 |
2015-16 | インテル | 20試合・2得点 |
2016-17 | インテル | 32試合・3得点 |
2017-18 | インテル | 34試合・2得点 |
2018-19 | インテル | 30試合・2得点 |
2019-20 | インテル | 22試合・4得点 |
2020-21 | インテル | 4試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2020年10月28日現在)
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