2020年の開幕を告げる『Jリーグキックオフカンファレンス』が14日に都内で行われ、明治安田生命J1リーグ全18クラブの監督・選手が出席。新シーズンへの展望を語った。
浦和レッズと名古屋グランパスからは、今季何度もマッチアップが見られそうなDF橋岡大樹とMF相馬勇紀の東京五輪世代コンビが登場。浦和が新システムに着手する中、SBでの起用が予想される橋岡は「（イメージしているのは日本代表DF）酒井宏樹選手。すごく守備の部分がしっかりしていて、クロスで何度もアシストしているので意識している。まだまだ酒井宏樹選手を抜くにはまだ物足りないので頑張りたい」と意気込んだ。
対して、鹿島アントラーズへの期限付き移籍を経て再び名古屋に戻ってきた相馬は、「（マッシモ・）フィッカデンティ監督の下で、みんなフィジカル的なコンディションがいいし、みんな動けるので相手の対策をしつつも自分たちのやることをしっかりこのキャンプでやってこられた」とキャンプの手応えを説明。その上で「今年、守備（のチーム）と思われがちだけど、マテウス選手や前田（直輝）選手、前にはジョー選手や山﨑（凌吾）選手もいるので攻撃の方にも期待して欲しい」と攻撃面でも魅せて行きたいと明かしている。
また、トーク終盤には互いのドリブルについての話に。相馬は「フェイントは使わない。タイミングと相手の重心を意識していて、重心がズレていたらそのまま加速していって、重心が動かない選手がいる時は誘ってわざとずらします」と秘訣を明かすと、橋岡はすかさず「ちょっと聞かせて」と自分との対峙の時に考えることを質問。相馬は「秘密だよ」と一旦断りながらも「はっしーだったら俺とやると縦重心の守備をしてくるから中が開くかな」と笑いながら語り、次の対戦に向けた駆け引きを始めていた。
なお、この『Jリーグキックオフカンファレンス』の模様は現在、DAZN（ダゾーン）で見逃し視聴可能だ。
昨季16位からのリベンジを期す橋岡の浦和は21日（金）19時、J1開幕戦で湘南ベルマーレと対戦。またフィッカデンティ監督の下で再出発を図る相馬の名古屋は22日（土）14時、J1開幕戦でベガルタ仙台と対戦する。いずれの試合もDAZN（ダゾーン）でライブ配信される予定だ。
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