試合の概要
10年ぶりに欧州カップ戦のタイトル獲得を目指すインテルと、ウクライナの強豪シャフタール・ドネツクが激突。今季のヨーロッパリーグ(EL)ファイナリストを決める大一番だ。
インテル(2位 勝点82 | 24勝10分4敗 | 81得点36失点)
ジョゼ・モウリーニョ体制でイタリア史上初の3冠を達成して以来、メジャータイトルからは遠ざかっていたインテル。それだけに、闘将アントニオ・コンテを中心に変革の時を迎えた今シーズンでEL準決勝へ進んだことは、クラブにとって大きな自信となっているだろう。そしてもちろん、彼らには優勝しか見えていないはずだ。
準決勝でも、コンテ監督は3-5-2システムを採用することになりそうだ。好調だったアレクシス・サンチェスをケガで欠くことは痛手だが、今季何度もネットを揺らしてきたロメル・ルカク&ラウタロ・マルティネスのコンビに不安はない。ボールを握りながらコンパクトに前進するシャフタールを引きつけ、効果的に背後のスペースを2トップに使わせることができれば、勝利は確実に近づくだろう。
注目選手:ロメル・ルカク
現在EL4試合連続ゴール中、今季公式戦通算31得点を奪うなど、加入1年目で絶対的なエースに君臨するルカク。圧倒的なフィジカル、スピード、決定力を持ち合わせ、チャンスメイクまで担う彼の進化は著しく、コンテ監督もそれを中心にシステムを組み立てている。守備時に圧縮するシャフタールの背後にはスペースができやすいため、その穴をついて勝利に導くゴールを奪いたい。
予想スタメン(3-5-2)
GK:ハンダノヴィッチ
DF:ゴディン、デ・フライ、バストーニ
MF:カンドレーヴァ、バレッラ、ブロゾヴィッチ、ガリアルディーニ、ヤング
FW:ルカク、L・マルティネス
シャフタール・ドネツク(優勝 勝点82 | 26勝4分2敗 | 80得点26失点)
今季の国内リーグを圧倒的強さで優勝した勢いそのままに、再開されたELでもヴォルフスブルク(3-0:2試合合計5-1)、バーゼル(4-1)と2試合連続3点差以上をつけて勝ち上がってきたシャフタール。2008-09シーズン以来の優勝を目指すウクライナの雄は離脱者もなく、万全のコンディションでインテルとの大一番に挑む。
4-3-3あるいは4-2-3-1を基本とするシャフタールは、ビルドアップ時にアンカーのタラス・ステパネンコをCBの間に落としてSBを押し上げ、WGをハーフスペースへ配置。5レーンを埋める現代的なスタイルで戦ってきた。インテル戦でも、これまで継続してきたことを変わらずぶつけるつもりだろう。相手のカウンターを警戒しつつ、恐れることなく戦いたい。
注目選手:ジュニオール・モラエス
33歳のベテランアタッカーは、今季公式戦40試合で25ゴールを記録。ELでもラウンド16、準々決勝の2試合で3ゴールを奪うなど絶好調で、ベスト4進出の立役者となっている。駆け引きに優れるブラジル出身FWは、イタリア屈指の強豪相手に勝利に導くゴールを奪えるだろうか。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ピヤトフ
DF:ドド、クリスツォフ、ボンダル、マトヴィエンコ
MF:M・アントニオ、ステパネンコ、マルロス、パトリック、タイソン
FW:モラエス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年8月18日(火)日本時間4:00
- 解説:福田正博 実況:福田浩大
- 会場:デュッセルドルフ・アレーナ
DAZN番組表
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。