横浜F・マリノス対横浜FCの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

横浜ダービー概要

両者の激突は2007年にまで遡る。初対戦は横浜FCのホームで開催され、ホームチームが1-0でJ1初勝利を手にした。ただ、それから5ヶ月後に行われた2度目の対戦では、横浜F・マリノスがFW大島秀夫の4ゴールなどで8-1と圧勝。リベンジをしっかりと果たし、そのシーズンの対戦を締めくくった。

それから横浜FCがJ2に長く在籍していたことで両者の対戦がリーグ戦で実現することはなかった（ちなみに天皇杯では3度対戦し、すべて横浜FMが勝利）が、今季横浜FCが13年ぶりにJ1に昇格。リーグ戦における横浜ダービーは、2007年以来の対戦となる。

対戦成績 (リーグ戦 直近2試合)

横浜F・マリノス対横浜FC見どころ

横浜F・マリノスと横浜FC。互いに“横浜”の名を冠した両者が13年ぶりに同カテゴリー内で相対する。これまで長きにわたって横浜FMが“横浜”の先頭を走ってきたが、横浜FCからすればここで勝利することでしっかりと自分たちの存在を示したいところ。ミッドウィークに開催されるダービーマッチは、横浜の夜を熱くしてくれそうだ。

昨季の王者である横浜FMは、狙っていたスタートダッシュを切れなかった形だ。開幕戦のガンバ大阪戦に敗れると、新型コロナウイルスによる中断が明けてからもなかなか調子が上がらずに1勝1分3敗で14位。現在は2連敗中と苦しい戦いが続いている。特に気になるのは失点の多さだ。多くのチームが王者に対して対策を講じてくる中で、最終ラインの背後を突かれる場面があまりにも多い。昨年も失点が少ないチームではなかったが、ここ3試合で9失点の守備は改善の必要があるだろう。守備の中心となる畠中槙之輔、チアゴ・マルチンスの二人がチームの守備を締めることで、横浜FC戦での勝利に近づいていきたい。

一方、J2からの昇格組となる横浜FCは、ここまで1勝2分2敗で13位。横浜FMより上の順位でダービーを迎えることになった。下平隆宏監督の下、後方からボールをつないでいくサッカーを目指しているチームは、前節も川崎フロンターレを相手に途中まで互角の戦いを披露。終盤は選手層や武器の多さによって引き離される結果となってしまったが、後半に1度追いつくまでは首位の川崎Fに対して十分に戦えることをピッチで証明していた。その試合で得点こそ奪えなかったが、FW一美和成やFW斉藤光毅といった有望な若手にとっては強敵との対戦は大きな経験となる。前節、出た課題を修正しながら横浜FMにぶつけたいところだ。また、前節途中出場を果たした中村俊輔にとっては横浜FM戦は古巣対決となる。“横浜ダービー”の出場はあるのか注目だ。

互いに今季2勝目を目指す中で迎えるダービーマッチ。順位や状況に関係なく、ダービーらしい熱い戦いを期待したい。

ライターコラム

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