試合の概要
先日、プレミアリーグで首位と2位チームとして激突したマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプール。世界最古のカップ戦において、5回戦進出を懸けて再び相まみえる。
マンチェスター・ユナイテッド(1位 勝点40 | 12勝4分3敗 | 36得点25失点)
前回のアンフィールドでの一戦では、低い位置での守備から速攻へつなげ、王者撃破目前まで迫っていたマンチェスター・U。プレミアリーグ前節ではフラム相手に苦しみながらも2-1と競り勝ち、良い状態で再戦を迎えることになる。前の試合から中3日と、リヴァプールよりも1日休みが多いことも有利に働くだろう。
過密日程の中でのカップ戦となるが、オーレ・グンナー・スールシャール監督は強豪相手の試合では多少のローテーションを採用するものの、主軸は外さずに戦ってきた。よって、絶対的な司令塔であるブルーノ・フェルナンデス、絶好調のポール・ポグバ、主将ハリー・マグワイアが先発する可能性は高いと見られる。
試合展開は前回同様、低い位置でのブロックを形成し、カウンターに勝機を見出すことになるだろう。90分を通した集中力、そして先発が予想されるGKディーン・ヘンダーソンのコーチングも重要となりそうだ。
注目選手:マーカス・ラッシュフォード
フラム戦では久しぶりに休みをもらったラッシュフォード(85分から出場)。前回のリヴァプール戦ではカウンターの起点として脅威を与えてはいたが、肝心のゴールが奪えず。悔しい思いをしたはずだ。とはいえ、今季はウイング起用がメインながら公式戦30試合で14ゴール9アシストと、一段上のステージに足を踏み入れている。エースナンバーを背負う身として、宿敵を下すゴールが欲しいところだ。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ヘンダーソン
DF:ワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、テレス
MF:マクトミネイ、マティッチ、ラッシュフォード、ブルーノ、ポグバ
FW:カバーニ
リヴァプール(4位 勝点34 | 9勝7分3敗 | 37得点22失点)
直近の公式戦6試合中、勝利したのは新型コロナウイルスの影響でアンダーカテゴリーの選手で戦わねばならなかったアストン・ヴィラだけ(FAカップ3回戦:4-1)。プレミアリーグでは5戦勝ちなし(3分け2敗)、4戦連続ノーゴールは21年ぶり……。ここ数シーズン圧倒的な強さを誇っていたリヴァプールだが、近年まれにみる不振に苦しんでいる。21日の第18節でバーンリーに敗れ(0-1)、ついにアンフィールドでのリーグ戦無敗記録も「69」でストップした。
未だフィルジル・ファン・ダイクやディオゴ・ジョタといった長期離脱組は戻らず、バーンリー戦を欠場した主将ジョーダン・ヘンダーソンも間に合わないことが予想される。是が非でも勝利を取り戻したい中、迎えた宿敵との再戦はある意味ではチャンスと言えるが、負傷者続出に前回対戦から中2日と、厳しい一戦となることは間違いない。
直近のバーンリー戦ではディボック・オリギやジェルダン・シャキリを起用したが、ユルゲン・クロップ監督を満足させるような結果にはならなかった。宿敵との再戦では、サディオ・マネを休ませる可能性はあるものの、モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノは先発起用が予想される。前回対戦同様ボールを握る時間は長くなりそうだが、マンチェスター・Uの堅い守備をいかに崩すか、その策を準備できているのか、大きな注目となりそうだ。
注目選手:南野拓実
先月のクリスタル・パレス戦(7-0)でプレミアリーグ初ゴールを奪いながら、以降リーグ戦では6分しか出番を与えられず。その起用法に現地メディアも疑問を呈していた。そんな南野だが、今回のカップ戦では先発濃厚だ。サラーら主力アタッカー陣と長い時間同じピッチに立つことが予想されるが、ゴールが決定的に欠けている現チームにおいて、救世主となれるだろうか。
予想スタメン(4-3-3)
GK:ケレハー
DF:N・ウィリアムズ、フィリップス、ファビーニョ、ツィミカス
MF:ミルナー、チアゴ、C・ジョーンズ
FW:サラー、フィルミーノ、南野
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年1月25日(月)日本時間2:00
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:オールド・トラッフォード
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