16日、J1は第32節の6試合が開催された。
注目されたのは横浜FCと徳島ヴォルティスの残留争い直接対決だ。試合は序盤から動く。9分にMF松尾佑介のファインゴールで横浜FCが先制に成功する。その後、好調のFWサウス・ミネイロが2ゴールを奪い、前半を3-1でリードした横浜FCが大きく主導権を握る展開となった。
しかし、後半は徳島が反撃。56分にFW宮代大聖のパスをFW垣田裕暉が押し込んで1点を返すと、66分にはMF西谷和希のクロスを再び垣田が押し込み、ついに試合を振り出しに戻した。
このまま流れは徳島へ行くのか、それとも横浜FCが盛り返すのか。どちらに転んでもおかしくない展開で、試合を動かしたのはホームチームだった。同点に追いつかれてから2分後、DF高木友也のミドルシュートがゴールに突き刺さり、横浜FCが勝ち越しに成功。後半アディショナルタイムにも1点を加え、5-3で横浜FCが勝利し、最下位から脱出した。
その他の試合では、AFCチャンピオンズリーグ争いをしているヴィッセル神戸がアビスパ福岡に勝利。首位の川崎フロンターレを追う2位の横浜F・マリノスは、北海道コンサドーレ札幌に逆転勝ちを収め、勝点差を縮めている。
5試合が開催されたJ2では、残留争いに動きがあった。最下位に沈んでいた愛媛FCが上位のFC琉球に1-0で勝利。最下位を脱出し、暫定19位へと順位を上げた。また、昇格を争っているV・ファーレン長崎とアルビレックス新潟の試合は、1-1のドローで勝点1を分け合うこととなった。
J3は1試合が開催。首位のロアッソ熊本がアスルクラロ 沼津に3-1で勝利して首位をキープしている。
3試合が行われたWEリーグでは、4連勝中の三菱重工浦和レッズレディースがサンフレッチェ広島レジーナが対戦。1-1の拮抗した展開で試合が進む中、後半アディショナルタイムにMF齋原みず稀が決勝弾を奪い、劇的な形で広島レジーナが勝利を収めた。敗れた浦和レディースは今季初黒星となっている。
■10月16日
・J1第32節
鳥栖 1-1 湘南
浦和 1-1 G大阪
清水 0-1 柏
横浜FC 5-3 徳島
神戸 1-0 福岡
横浜FM 2-1 札幌
・J2第34節
秋田 0-2 町田
相模原 0-1 山形
北九州 2-2 東京V
長崎 1-1 新潟
琉球 0-1 愛媛
・J3第23節
沼津 1-3 熊本
・WE第4節
浦和 1-2 S広島R
AC長野 0-2 千葉L
東京NB 4-1 EL埼玉
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