特別指定選手時代を含めれば、湘南ベルマーレでプレーして今季で4年目。年々と成長を遂げるゲームメーカーだ。
2017年の明治安田生命J2リーグ第26節松本山雅戦で初めてJリーグのピッチに立った松田天馬は、翌年から正式に湘南に加入。ルーキーイヤーで開幕スタメンを勝ち取ると、第2節川崎フロンターレ戦ではプロ初ゴールをマークした。その後もスタメンで出場機会を得ていたが、徐々にプレー時間が減っていき、ベンチを温める機会が増加。夏場にはメンバーから遠ざかる時期も経験した。そして、JリーグYBCルヴァンカップ決勝では途中出場・途中交代という屈辱を味わい、クラブ史上初のタイトル獲得に沸く周囲とは対照的に悔しさを噛み締めた。
それでも2019シーズンは32試合に出場。ボランチとシャドーの両方で起用され、大きな成長を見せた。特に印象的だったのは、J1残留を懸けて徳島ヴォルティスと戦ったJ1参入プレーオフ決定戦での値千金のゴール。シーズン中に予期せぬ監督交代のアクシデントに見舞われ、長く勝てない時期があった中で最後にチームを救う活躍を見せた。
更なる飛躍が期待された2020シーズンは、湘南の主軸としてチームの先頭を走った。ただ、なかなか結果につなげることができずチームは最下位。悔しい1年を過ごすことになってしまった。迎えたシーズンオフ、松田は京都サンガF.C.への移籍を決断。今季はカテゴリーを落として戦うことになるが、J2の舞台でどんなパフォーマンスを見せるかが注目される。
プレースタイル
164㎝と小柄ながらがっしりとした体つきで当たり負けしないMF。それでいてテクニックにも優れ、パスセンスは高い。
ボランチに入ればテンポよくパスを配ってチームの攻撃にリズムをもたらし、シャドーに入れば足元の技術を生かしたり、前線に飛び出したりと積極的にゴールへと迫っていく。また、セットプレーのキッカーを務めることもあるなどキック精度が高い。直接ゴールを狙えば際どいコースを突き、クロスを入れればピンポイントで味方に合わせる。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
松田天馬/Temma MATSUDA
1995年6月11日生まれ 164cm・62kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2017 | 湘南ベルマーレ(特別指定) | 3試合・0得点 |
2018 | 湘南ベルマーレ | 21試合・1得点 |
2019 | 湘南ベルマーレ | 32試合・3得点 |
2020 | 湘南ベルマーレ | 33試合・2得点 |
2021 | 京都サンガF.C. | 42試合・4得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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