FC東京は10日、昨シーズン限りでアルビレックス新潟を退任していたアルベルト氏が2022シーズンの監督に新たに就任することを発表した。
FC東京はJ1リーグ第35節横浜F・マリノス戦でクラブワーストとなる8失点で大敗を喫した後に長谷川健太氏が辞任。その後、森下申一GKコーチがシーズン終了まで指揮を務めたが、5日に退任を発表している。
アルベルト氏はスペインのFCバルセロナでアカデミーコーチやダイレクターを務めた経歴を持ち、2020年シーズンから新潟の監督に就任。在籍した2年間で攻撃的なスタイルを植え付けて、J2で戦った昨シーズンはJ1昇格争いをしている。新監督のアルベルト氏は、FC東京のクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントを発表している。
「FC東京ファミリーのみなさん、はじめまして。アルベルト・プッチ・オルトネダです。このたび、FC東京ファミリーの一員に加わることができることを心から嬉しく思っています。この偉大なクラブで来シーズンからスタートするエキサイティングなプロジェクトに監督として携われることは、私にとって大変光栄なことです。
このプロジェクトにはスポーツ、ソーシャル、ヒューマンなど、様々な側面があると私は認識しています。
スポーツの側面においては、ボールを愛する攻撃的なスタイルの構築をめざします。常に我々が試合の主役であることをめざすスタイル、そしてボールとともに攻撃と守備を同時におこなうスタイルを追求していきます。
ソーシャルの側面では、ファン・サポーターのみなさん、クラブスポンサーのみなさん、そしてクラブにかかわるすべての人がひとつの目標に向かって一致団結することをめざします。それはまさしく強い絆で結ばれた大家族のような集団です。
ヒューマンの側面では、リスペクト・謙虚・努力・献身など人生における大切な価値観を社会に伝え続ける役割を担うことをめざします。
FC東京というクラブは、世界中の人々がリスペクトしている日本という偉大な国の首都の名を冠しています。 このクラブ名が示すように、FC東京がこの国を代表する存在になれるようパッションとエネルギーとともに日々精進することを誓います。
どのようなプロジェクトにおいても、時間と忍耐が必要不可欠です。簡単に成功につながる道などありません。唯一存在する成功への道は、仕事と努力の道です。そして最も大切なのは、勇気を出して最初の一歩を踏み出し歩み始めることです。千里の道も一歩から。まさしく今日、我々は最初の一歩を踏み出したと言えるでしょう。
みなさんにお会いできる日を楽しみにしています!」
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