堅守速攻が持ち味の両者、こじ開けるのはどちらだ。名古屋グランパス対FC東京の見どころ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

名古屋グランパス 対 FC東京 見どころ

リーグ再開となるJ1第7節、開幕からリーグ戦6連勝中である名古屋グランパスのホームに公式戦3連勝中と調子を上げてきているFC東京が乗り込む。似たスタイル同士の一戦は痺れる展開になりそうだ。

名古屋はとにかく守備が堅い。ここまで喫した失点はわずか１とリーグ最少。それも開幕戦で献上したオウンゴールのみで5試合連続無失点中である。DF丸山祐市とDF中谷進之介がコンビを組むCBは強固でその前にはMF米本拓司、MF稲垣祥の気が利くダブルボランチが君臨。簡単に中央を割られることはない。それが現在の強さの秘訣でありこのチームの代名詞だ。

ただ、守備だけのチームかと言われればそうではない。前線に目を移せばそれはそれで強烈な個がそろう。FWマテウスやFW相馬勇紀といったスピードスターが繰り出すサイドアタックは迫力満点でゴール前にはMF阿部浩之やFW柿谷曜一朗らゴールセンスに長けたテクニシャンが待ち構える。ここまで6勝のうち5勝が1点差ゲームと接戦をモノにしているが、堅く守ってからのショートカウンターはチームに浸透している。

今節の相手・FC東京も本来は守備に定評のあるチームで徐々に堅さを取り戻してきているだけにこのゲームでも攻守一体となって勝利を目指したい。

対してFC東京はここに来てらしさを発揮できるようになってきた。「4－3－3」のシステムが機能性を発揮し始め得点が増加。特に１トップに入るFWディエゴ・オリヴェイラはここまでリーグ戦3ゴールで公式戦3試合連続ゴール中である。名古屋のCB2人とは共にプレーした経験があり特徴は分かっている。パワーとテクニックを生かしゴールへの道筋を拓きたい。

互いに今回の代表活動には初招集の選手を送り出しており、名古屋はDF中谷、MF稲垣、FC東京はDF小川諒也が日本代表デビューを飾った。そういった意味でも代表選手が各クラブに戻ってきての初戦で注目度は高い。どんなパフォーマンスを見せてくれ、チームの勝利に貢献するのは誰なのかも見どころの1つだ。