青と赤の血が流れるFC東京の“巨人GK”が飛躍のときを迎えている。
小学生のときからスクールに通うなどFC東京とともに歩んできたと言っても過言ではないGK波多野豪は、中学年代をFC東京U-15むさしで過ごし、高校年代はFC東京U-18でプレー。当時から190㎝を超える恵まれた体格は目立っており、その能力の高さは注目を集めた。そして、高校3年時にはトップチームに2種登録。明治安田生命J3リーグのFC東京U-23でJリーグデビューを達成した。
2017シーズンからトップチームに昇格し、FC東京U-23でのプレー機会を増やしていきプロの場での経験を積んでいく。そして2019年にはFC東京U-23で守護神の座をつかみ、シーズンの半分以上でゴールを守った。
2020年に入ってからはその努力と成長が認められ、明治安田生命J1リーグ第9節・セレッソ大阪戦でついにJ1デビューを飾り、そこから3試合連続で先発を務めるなど、ライバルとなるGK林彰洋に必死に迫ろうとしている。東京五輪世代として、これまでも年代別代表に選ばれる経験を持つなど、実力とポテンシャルは確かなものを持つ。よりJ1でのプレー経験を積み、来年の晴れ舞台に立ちたい。
プレースタイル
198㎝・94㎏の巨体は日本人GKの中でも屈指のサイズである。長い手足を生かしたシュートストップやセービング、クロス対応だけでなく、大きな体格を生かしてゴールをどっしりと守る姿からはオーラを感じる。
また、ピッチ内外での声での貢献度も大きい。ピッチに立てば最後尾からチームメイトに指示を与えたり鼓舞をしたりと絶えず叫び続け、ベンチにいれば誰よりも大きな声を張り上げチームの雰囲気を盛り上げる。それはオフ・ザ・ピッチの場面でも変わらず、FC東京のムードメーカーだ。
プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
波多野豪／Go HATANO
1998年5月25日生まれ 198㎝・94kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2016 | FC東京U-23（2種） | 2試合・0得点 |
| 2017 | FC東京 | 0試合・0得点 |
| 2017 | FC東京U-23 | 15試合・0得点 |
| 2018 | FC東京 | 0試合・0得点 |
| 2018 | FC東京U-23 | 11試合・0得点 |
| 2019 | FC東京 | 0試合・0得点 |
| 2019 | FC東京U-23 | 23試合・0得点 |
| 2020 | FC東京 | 10試合・0得点 |
| 2021 | FC東京 | 31試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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