国際サッカー連盟（FIFA）は、今夏の移籍市場と選手との契約に関する声明を発表した。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。これまで世界中での感染者は100万人を超え、7万人近くが犠牲となっている。この影響を受け、あらゆるスポーツイベントは中止に。サッカー界でも、3月から軒並みリーグ戦が中断し、依然として再開のめどはたっていない。
今夏予定されていたEURO2020やコパ・アメリカも延期となり、欧州各国リーグは今季の全日程消化を目指している。しかし、この状況下で選手の契約が問題に。欧州のサッカー選手は、通常シーズンが終わる6月末まで各クラブとの契約を結ぶ。だが、6月まで日程を消化できる可能性は低く、契約期間が問題となっている。FIFAは7日に声明を発表し、柔軟に対応することを約束した。
「選手との契約期限は通常、シーズン終了時に満了を迎え、契約最終日もシーズン終了後に設定されている。多くの国でリーグ戦が中断する中、今シーズンが予定されていた期限に終わらないことは明白だ。そのため、契約はシーズンが実際に終了するまで延長されることを提案する」
また、7月から2か月間開場する移籍市場に関しては、「現実的な時期に調整する必要がある。FIFAは柔軟に移籍市場を動かすことを許可する。今シーズン終了後から新シーズン開始までの間に組み込まれることになる」と発表し、シーズンの進捗状況に合わせて移籍市場の開催時期を決定するようだ。
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