レアル・マドリードに所属するベルギー代表GKティボー・クルトワが、FIFAの年間アワード“The Best”の候補者に自身が選ばれなかった理由として、過去の発言が原因との見解を示している。スペイン『マルカ』が伝えた。
先に発表された2021年“The Best”の男子最優秀GK候補には、エドゥアール・メンディ（セネガル／チェルシー）、マヌエル・ノイアー（ドイツ／バイエルン・ミュンヘン）、カスパー・シュマイケル（デンマーク／レスター・シティ）、アリソン（ブラジル／リヴァプール）、ジャンルイジ・ドンナルンマ（イタリア／ミラン→パリ・サンジェルマン）が選出。選外となったクルトワは23日に出席したR・マドリードの会見で、その理由が過去にFIFAやUEFAを批判していたためとの考えを述べた。
「最後にはコレクティブなトロフィーが個人のトリフィーより重要だ。僕は個人賞よりもチャンピオンズやラ・リーガのタイトルを優先したい。“The Best”のことは別に驚いていない。おそらく、自分の1カ月前の発言が原因なんだろう……。分からないけどね」
「自分にできるのはクラブを助けることだけ。それこそが最も重要だ。この件について、自分からこれ以上話すことはない。誰が決めているのかは知らないけれど、素晴らしいGKたちがノミネートされているし、その中から最高の選手が最優秀賞に選ばれたらいい」
なおクルトワは、約1カ月半前に行われたUEFAネーションズリーグ3位決定戦イタリア戦（1-2で敗北）の直後、次のような発言をしていた。
「この3位か4位を決める試合は金のために行われている。UEFAが追加で金をもらうために僕たちはプレーしているんだよ。両チームがどれだけスタメンを変えたと思う？ 決勝に進出していたとしたら、先発する選手たちはずいぶんと変わっていただろうね。僕たちがあまりに多くの試合をプレーしていることの証明だ」
なお“The Best”の受賞者は代表チームの主将とコーチ、ジャーナリスト、ファンの投票により決定。2022年1月17日の授賞式で発表されることになる。
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