1月にフランク・ランパード監督を解任したチェルシーの決断が、欧州サッカーフリークの間で新たな議論を呼び起こしている。
現役時代にレジェンドとなり、指導者に転身した新米監督が、すぐに古巣のビッグクラブを率いるのは是が非か。
スポーツジャーナリストのベン・メイブリー氏がDAZNの欧州サッカー番組『FOOTBALL FREAKS』でディベートを持ち掛けた。
「ここ10年増えている」とベン氏が語るように、例えば、ミランは14年6月にユース年代での指導歴しかなかったフィリッポ・インザーギ(当時40歳)を、レアル・マドリードは16年1月、前年にUEFAプロライセンスしたばかりのジネディーヌ・ジダン(当時43歳)をトップチームの監督に抜擢した。
近年ではマンチェスター・ユナイテッドがオーレ・グンナー・スールシャール(当時45歳)、チェルシーがランパード(同41歳)、そしてユヴェントスがアンドレア・ピルロ(同41歳)に指揮を委ねている。スールシャールこそ約10年の指導歴を持っていたものの、その大半が母国で築いたもので、ビッグクラブでの手腕は未知数だった。
こうしたレジェンド新米監督の早期就任に、ロマニスタの北川義隆アナウンサーは「浪漫がある」と賛意を表した。一方で、ベン氏は「あまりにも経験がなかったらよくないかな」とコメント。続いて、チェルシー通の野村明弘アナウンサーも反対の立場を表明した。
ベン氏は「ペップの成功が他クラブのフロントに一番大きな影響を与えている。(監督経験の浅かった)レジェンドを監督に据えて、バルサがあれだけ強くなったのだから。それが理想、それが夢なのは理解できる。でも、そうなる可能性はきわめて低い」と話し、野村アナも大きく頷いていた。
もちろん、今回は少数派となった北川アナの考えが誤りというわけではない。答えの出ないテーマだろう。はたして、あなたの見解は――。
FOOTBALL FREAKS
配信:DAZN
配信予定:毎週木曜夜
出演:ベン・メイブリー、野村明弘、北川義隆、フアン・カストロ(敬称略)
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