ラ・リーガ"旬"の男はまるで「クライフのフライングダッチマン」｜ FOOTBALL FREAKS #81 ｜ 欧州・海外サッカー

ラ・リーガの優勝争いが近年稀に見る大混戦になっている。第34節終了現在、首位アトレティコ・マドリードが勝点76、2位レアル・マドリードと3位バルセロナが同74、4位セビージャが同70と、実に4チームが6ポイント差にひしめき合っているのだ。

残り4試合で4チームに優勝の現実的な可能性が残るのは、2006－07シーズン以来14年ぶりのこと。この予期せぬ展開に、DAZNで毎週木曜夜に配信中の『FOOTBALL FREAKS』に出演したジャーナリストの小澤一郎氏も「あれだけ前半戦良かったアトレティコが沈んでしまって、逆に悪かったマドリー、バルサがこれだけ持ち直すとは予想できませんでした」と驚きを隠さない。

同氏はまた、ラ・リーガの"旬"とも言えるプレーヤーにも言及。バルセロナで躍動するMFフレンキー・デ・ヨングを称賛した。

「デ・ヨングはいま、皆さんに見て欲しいです。シャドーストライカー的な動きをしていて、クライフのフライングダッチマンのような躍動感で（ゴール前に）飛び込んでいます」

これまでは3バックのセンターに入るケースが多かったデ・ヨングだが、ケガで戦列を離れていたCBジェラール・ピケの復帰に伴い、現在は本職の中盤でプレー。首位アトレティコと激突する今週末の大一番（日本時間8日23時45分キックオフ）でも、リオネル・メッシやアントワーヌ・グリーズマンらとともに攻撃の重要な役割を担いそうだ。