松井大輔氏が高校サッカー選手権で「めちゃ好き」と推した選手とは。「空間の間をぬうようにして切り裂いていく」｜ 内田篤人のFOOTBALL TIME

青森山田高校の優勝で終えた第100回大会。今大会を振り返る上で、まずは青森山田のMF松木玖生の話題になると、内田氏は大会のプレーを通して「点を取ることに関しては本当にすごい。体も強いし、技術もある」と主張。松井氏も「ボランチの選手で得点を取れるのは貴重。このままうまく日本を代表するような選手になってほしい」と太鼓判を押した。

ドリブラーの松井氏が「この選手は好きですよ」と口にしたのは静岡学園高校のジュビロ磐田内定FW古川陽介だ。巧みなドリブルで得点を量産した古川に対し、松井氏は「空間を制するではないけど、うまい。ボールの持って行き方もそう。あのフェイントはゴール前でしか使えないけど、空間を間をぬって切り裂いていく。めちゃくちゃ好きなので、ジュビロでも頑張ってほしい」と語り、さらなる成長を期待した。

また、新型コロナウイルスにより大会途中で準決勝を辞退する形となった関東第一高校に関して、松井氏は鈴鹿ポイントゲッターズに加入したFW三浦知良が取った行動を明かした。

「コロナでという話になり、カズさんが田嶋（幸三）さんに『どうにかならないですかね』と。カズさんはめちゃくちゃいい人。高校生の思いをではないですけど、そこでサッカー協会の一番上に行きますからね」

第100回高校サッカー選手権大会を戦った選手たちは、これからどんな活躍をしていくのか。内田氏、松井氏ともに楽しみにしているようだった。