「ああいうサッカーを目指さないといけない」。岩渕真奈が最も印象に残る試合で感じたバルセロナの凄み ｜ 内田篤人のFOOTBALL TIME

岩渕が“The Most Memorable Match”に挙げたのは、UEFA女子チャンピオンズリーグでのバルセロナ戦だ。「初めてバルセロナと対戦したんですけど、一言で表すと衝撃的な試合だったというのが全て」と語り、その言葉の意味を説明した。

「バルセロナのサッカーがありますよね。それが全てなんですけど、うまいし、強いし、サッカーを知っている。チームの完成度をすごく感じて衝撃的な試合でした。フィジカルを全面的に出していたかというと、バルセロナに関してはそうではないと思う。ボールを持っている時間が長く、ボールを持っている時の立ち位置がいいからこそ切り替えの時にバシッといける。日本代表もああいうサッカーを目指さないといけないし、目指すべきだと思った」

また、岩渕は「負けた後、チームメイトに『このサッカーは日本かバルセロナだよね』と言われた。日本もできると思われているし、あれができれば海外の選手と対戦した時に向こうも嫌だと思う。悔しかったけど、一つ目標を見つけられたと思う」と口にした。

これに対し、内田氏は「僕も衝撃的なのはありました。（マンチェスター・）ユナイテッドとか凄かった。ただ、日本が目指せるものではないと思った。それを岩渕さんが（今回はそう）言っているので、日本人が出来そうなサッカーなのかと思いますね」と語り、思いを明かした。

なでしこジャパンはバルセロナのようなサッカーへと発展していくのか。今後の試合に期待したい。