バルセロナFWアブデ・エザルズリは、スペイン代表としてプレーすることを決断したようだ。
アフリカ・ネーションズカップに臨むモロッコ代表の招集メンバーに含まれていたアブデ。しかしながらスペインフットボール連盟(RFEF)は、将来的にスペイン代表に招集する可能性があるため、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督率いるチームの招集には応じないよう同選手を説得していたことが報じられていた。
そして『マルカ』や『スポルト』などのスペインメディアによると、アブデはモロッコフットボール連盟に対して、将来的にスペイン代表としてプレーする意欲を持っていることを理由に今回の代表招集に応じないことを伝えたという。
この報道が事実ならば、バルセロナにとっても好都合となる。チャビ・エルナンデス監督の就任から主力選手となったアブデを、アフリカ・ネーションズカップで失うことなく、今後も戦力に数え続けることができるためだ。
なおアブデはスペイン国籍を取得申請中で、現時点ではモロッコ国籍しか保有していない。RFEFはそのために、あくまでコーチングスタッフが興味を持っていることを伝えただけで、招集することを約束したわけではないようだ。
スペイン代表とモロッコ代表間では、以前に現セビージャFWムニル・エル・ハダディが問題を抱えたことがある。モロッコにルーツを持つ同選手は、バルセロナに在籍していた2014年にビセンテ・デル・ボスケ氏率いるスペインのフル代表監督でデビューを果たした。しかしながら同代表チームでプレーしたのはそのデビュー戦だけにとどまり、その後裁判沙汰など紆余曲折あって、2021年にFIFAからモロッコ代表への転籍が認められている。
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