23日、J1は第33節の5試合が開催された。
注目されたのは残留争いだ。23日、最初のカードとなったベガルタ仙台とサンフレッチェ広島の試合は、最下位の仙台が2-0で勝利。前半にベテランのFW関口訓充のゴールで優位に試合を進めると、後半アディショナルタイムにはMF氣田亮真のゴールで追加点を奪い、望みをつなぐ5試合ぶりの勝利を手にした。
その後には2つの直接対決が開催。徳島ヴォルティスと大分トリニータの試合は互いに1点を取り合う中、勝ち越し点が生まれずドロー決着となった。
もう一つの湘南ベルマーレと横浜FCの試合は最後までどちらが勝つかわからない展開に。先に得点を奪ったのは横浜FCだったが、後半に選手交代を駆使して流れを引き寄せた湘南は、78分にFW大橋祐紀のゴールで同点に追いつくと、89分にはMF山田直輝が起死回生の逆転弾を奪取。山口智監督に初勝利をプレゼントすると共に、降格圏を脱出する勝点3を手にした。
その他の試合では、ガンバ大阪がサガン鳥栖を相手にFW宇佐美貴史の決勝点で価値ある勝点3を獲得。鹿島アントラーズはFC東京に2-1で勝利している。
J2は5試合が開催。ジュビロ磐田と愛媛FCの対決は、互いに昇格、残留を争う中で、お互いの意地と意地がぶつかり合い2-2のドロー決着となった。
また、3位のヴァンフォーレ甲府と4位のV・ファーレン長崎の試合は、甲府がFWウィリアン・リラの決勝点で下を突き放す勝利。大宮アルディージャはギラヴァンツ北九州との残留争い直接対決を制し、暫定14位に順位を上げている。
2試合が開催されたJ3は、鹿児島ユナイテッドがアスルクラロ沼津に3-1で勝利。上位に位置するいわてグルージャ森岡は藤枝MYFCを相手に痛いドローとなっている。
■10月23日
・J1第33節
仙台 2-0 広島
FC東京 1-2 鹿島
徳島 1-1 大分
湘南 2-1 横浜FC
G大阪 1-0 鳥栖
・J2第35節
山形 1-0 群馬
大宮 3-1 北九州
甲府 2-1 長崎
新潟 1-2 秋田
磐田 2-2 愛媛
・J3第22節
藤枝 2-2 岩手
鹿児島 3-1 沼津
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