ボルシア・メンヘングラッドバッハの下部組織で育ったGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは、デビューシーズンの2011年から際立ったパフォーマンスを披露し、ドイツの名門で守護神の座を奪取した。その評価はみるみるうちに上昇し、2014年にバルセロナへと渡る。
バルセロナでの初年度はカップ戦での出場が主となったが、チャンピオンズリーグ(CL)では13試合11失点(6つのクリーンシート)を記録し、主要タイトル三冠に大きく貢献。圧巻のスーパーセーブを披露したCL準決勝セカンドレグ、 バイエルン 戦での活躍がとりわけ印象深い。
リーグ戦でもゴールマウスを任されるようになったのは2016-17シーズンで、今では絶対的な存在として最後尾に君臨。年輪を重ねるとともに安心感を増し、目下、 ヤン・オブラク ( アトレティコ・マドリード )や アリソン ( リヴァプール )らとともに世界最高峰のGKの一人として称賛されている。
プレースタイル
攻撃的なフットボールを続けるバルセロナにおいてはまさに防波堤であり、毎試合のようにビッグセーブを披露。母国のレジェンドであるオリバー・カーン氏に例えられるほど、凄まじいセービング能力を誇る。
また、キック精度にも定評があり、時にはディフェンスラインのパス回しに参加して折をみて中盤への縦パスや最前線への絶妙なフィードを供給する。加入当初はミスもあったが、それでも一切の怯えを見せずにビルドアップに参加。より完璧な存在へと成長している。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
テア・シュテーゲン/Marc-Andre ter Stegen
1992年4月30日生まれ 187cm・85kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2010-11 | ボルシアMG | 6試合・3失点 |
2011-12 | ボルシアMG | 34試合・24失点 |
2012-13 | ボルシアMG | 34試合・47失点 |
2013-14 | ボルシアMG | 34試合・43失点 |
2014-15 | バルセロナ | 0試合・0失点 |
2015-16 | バルセロナ | 7試合・7失点 |
2016-17 | バルセロナ | 36試合・33失点 |
2017-18 | バルセロナ | 37試合・28失点 |
2018-19 | バルセロナ | 35試合・32失点 |
2019-20 | バルセロナ | 36試合・36失点 |
2020-21 | バルセロナ | 15試合・14失点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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