横浜F・マリノスのアカデミーで育ってきたGK飯倉大樹は2005年にトップチームへの昇格を果たすと、プロ2年目に当時JFLのロッソ熊本(現ロアッソ熊本)に武者修行。そこから復帰して以降は10年以上トリコロール軍団でプレーしてきた。
横浜FMの選手としては毎年のように激しいポジション争いが繰り広げられる中、レギュラーをつかむシーズンもあれば、セカンドGKとしてチームを影から支える役割を担うシーズンもあるなど苦労しながらもキャリアを重ねてきた。
そんな飯倉に大きなターニングポイントが訪れたのが2019シーズン。2年連続で正GKとしてチームのゴールを守り、その年も開幕戦から5試合連続でピッチに立っていたが、第6節からサブに回ると夏にヴィッセル神戸へと電撃移籍。長きに渡り身を置いてきたクラブを離れる決断を下した。その結果、15年ぶりにリーグ優勝を飾った横浜FMの一員として歓喜の瞬間を味わえなかったが、天皇杯を制覇して神戸史上初のタイトル獲得に貢献。自身の決断が間違っていなかったことを証明した。
加入3年目となり神戸のユニフォームもすっかり馴染んできた。今季、狙うはもちろん神戸の選手としてリーグのタイトル獲得だ。
プレースタイル
ゴール前でどっしりと構えているタイプではなく、ペナルティーエリア内やDFラインの背後を幅広くカバーする守備範囲の広さはJリーグ屈指。普通のGKならばクリアするようなボールでもしっかりとコントロールし、味方につなげることができる。チームとして高いラインを保つために頼もしい存在だ。
もちろんシュートセーブにも優れており、素早い反応を生かして際どいコースへと飛ぶシュートにも見事な対応を見せる。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
飯倉大樹/Hiroki IIKURA
1986年6月1日生まれ 181cm・75kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2005 | 横浜F・マリノス | 0試合・0得点 |
2006 | ロッソ熊本 | 26試合・0得点 |
2007 | 横浜F・マリノス | 1試合・0得点 |
2008 | 横浜F・マリノス | 0試合・0得点 |
2009 | 横浜F・マリノス | 19試合・0得点 |
2010 | 横浜F・マリノス | 34試合・0得点 |
2011 | 横浜F・マリノス | 33試合・0得点 |
2012 | 横浜F・マリノス | 28試合・0得点 |
2013 | 横浜F・マリノス | 0試合・0得点 |
2014 | 横浜F・マリノス | 0試合・0得点 |
2015 | 横浜F・マリノス | 25試合・0得点 |
2016 | 横浜F・マリノス | 12試合・0得点 |
2017 | 横浜F・マリノス | 34試合・0得点 |
2018 | 横浜F・マリノス | 34試合・0得点 |
2019 | 横浜F・マリノス | 5試合・0得点 |
2019 | ヴィッセル神戸 | 12試合・0得点 |
2020 | ヴィッセル神戸 | 18試合・0得点 |
2021 | ヴィッセル神戸 | 19試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?