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【ライバルウィーク特集】GW大一番の大阪ダービー!「なんかせなあかん」セレッソ大阪がクラブ一丸で勝利を目指す | Jリーグ

【ライバルウィーク特集】GW大一番の大阪ダービー!「なんかせなあかん」セレッソ大阪がクラブ一丸で勝利を目指す | Jリーグ(C)J.LEAGUE
【国内サッカー・ライターコラム】5月2日、今年もOSAKAを二分する熱き戦い、大阪ダービーが開催される。95年の初対戦から通算41回目となる。
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目指すは「最高にワクワクするエンターテインメント」

まずは今季のセレッソ大阪について見ていこう。かつて一時代を築いたレヴィー・クルピ監督を8年ぶりに招聘し、より攻撃に軸足を置いて複数得点を狙うサッカーへ舵を切った。チームスローガンも「SAKURA SPECTACLE」を継続し、「最高にワクワクするエンターテインメントを提供するクラブになる」(森島寛晃代表取締役社長)ことを目指してスタートした。

迎えた開幕戦。最大のサプライズは、15年ぶりに復帰した大久保嘉人の先発出場だった。驚きはそこで留まらず、チームにとって新シーズン第1号も決めてみせた。「これだ!という、点を取る感覚を取り戻した」背番号20は、ここからゴールを重ね、開幕5試合で5得点と大爆発。プロデビューを飾ったクラブで完全復活を果たした。

序盤のもう一つのサプライズが、19歳のCB、西尾隆矢の台頭。プロ2年目で初の開幕スタメンをつかむと、瀬古歩夢とのアカデミー出身CBコンビはクラブに明るい希望をもたらした。3月には、昨季に自身初のJ1で飛躍を遂げた坂元達裕と、今季にサガン鳥栖から完全移籍で加入した原川力がそろって日本代表に選ばれるうれしいニュースもあった。直近では、アカデミー出身でプロ4年目の中島元彦や山田寛人の活躍も見られるなど、“レヴィー・セレッソ”では若き才能が続々と芽吹いている。

そうしたベテランと若手が融合したチームに、4月下旬からコロナ禍により入国が遅れていた新外国籍選手のアダム・タガート、チアゴ、ダン・バン・ラムが合流。いよいよ今季のチームの顔ぶれが出そろったことで、さらなる躍進が期待されるばかりだ。

強固に結びつくヤンマーとセレッソ

2021-04-18-Cerezo-Yanmar

12試合を終えて6勝2分4敗と5位(2021年4月30日現在)と上位に付けるセレッソだが、5月はさらに上を目指して戦う重要な月。その初戦となる今節が、宿敵・ガンバ大阪との大阪ダービーとなる。これまでも幾多の名勝負を繰り広げてきたライバル対決であり、今節も “絶対に負けられない一戦”として挑む大一番。クルピ監督も「求めるモノは勝利のみ」と断言して臨む。そして今回の大阪ダービーは、『ヤンマーサポーティングマッチ』として開催される。

ヤンマーと言えば、セレッソのユニフォーム胸スポンサーであり、トップパートナー。クラブの前身となるヤンマーディーゼルサッカー部が1957年に誕生し、サッカーが持つ “組織性”と“グローバル性”に注目し、長年支援に取り組み続けてきた。長年サッカーに関わってきたことで、企業としてのアイデンティティとも言える存在になっている。サッカーで勝つために必要なことと、企業が成長するために必要なことには共通点があると考え、企業活動に応用させてきた。また、“ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会の実現”を目指すヤンマーにとって、スポーツ、サッカーとの親和性は高い。だからこそクラブへのサポートは手厚く、揺らぎない。

ACLやタイキャンプの遠征時には、タイの現地法人がチームをサポート。さらには、選手たちの日々の食事の提供を始めとしたコンディション面でのフォローも行うなど、多様な側面からクラブをバックアップしている。また、現在は海外に活躍の場を移している宝田沙織と林穂之香(いずれもサッカー女子日本代表)が、この4月からヤンマーアンバサダーに就任。現在、セレッソ大阪堺レディースでプレーしている古澤留衣と玉櫻ことのは、20年からヤンマーホールディングス株式会社へ入社した。ユニフォームやスタジアム名への露出だけでなく、表に出ないシーンでもセレッソへのサポートは継続的に行われている。

そして今季、クラブとして新たに掲げられたミッション、「サッカーを核とする事業を展開し、夢・希望・感動にあふれたスポーツ文化の振興と地域社会の発展に貢献する」ことを土台に、ヤンマーとセレッソの結びつきは、さらに強固なモノになっている。

より専門的な部署が同社内に設けられ、まずはデジタルマーケティングの分野においてその効果が発揮されるようになった。クラブスタッフとともに広告効果の最大化や効率化を図りつつ、セレッソやJリーグが持つ魅力を発信。より幅広いファン層を開拓すべく、日々の業務に取り組んでいる。大阪ダービーの盛り上げを含めて、各所で多彩な露出を目にすることが増えたのは、こうした取り組みの成果だろう。

上昇気流に乗るために、大阪ダービーで勝利をつかむ

2021-04-10-Cerezo-Okubo

今回、『ヤンマーサポーティングマッチ』として開催される今回の大阪ダービーを前に、チームの士気も高まっている。 “大阪と言えばセレッソ”を目指すクラブにとって、ガンバは避けて通れない相手であり、大阪ダービーが持つ重みは通常の一試合とは異なる。

大久保にとっても大阪ダービーは特別な一戦だ。自身にとって06年以来となる戦いに「久々のダービーなので、とても楽しみ。得点を取ってチームを勝たせたい」と気持ちは昂っている。ここまでJ1通算190得点を挙げている大久保だが、最も得点を重ねている相手がガンバ。リーグ戦通算25試合14得点と相性の良い相手に対し、「YOSHI METER(ヨシメーター)」を動かすゴールに期待したい。

今回のダービーは、観客不在のリモートマッチとして行われる。両チームのサポーターが作り出す熱気は凄まじく、“日本一熱い”とも謳われる大阪ダービーだけに、無観客のスタンドには寂しさもあるが、クラブは「なんかせなあかん!プロジェクト」を再始動させ、サポーターと協力して様々な方法でホームの雰囲気を作り出すべく尽力している。そして何より、ピッチに立つ選手たちの大阪ダービーに臨む闘志はいかなる状況でも不変。映像を通して試合を見守るサポーターへ歓喜を届けるべく、最後まで勝利を目指して戦い抜くだろう。

今回の大阪ダービーを皮切りに、5月は名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島と上位陣との対戦が続く。大阪ダービーで勝利をつかみ、さらなる上昇気流に乗っていくためにも、セレッソはサポーター、スポンサーとともにゴールを目指して、一丸となって勝利をつかみに行く。

文・小田尚史

1980年生まれ。2009シーズンより、サッカー専門紙「EL GOLAZO」にてC大阪と徳島ヴォルティスを担当。2014シーズンよりC大阪専属となり、現在はクラブのオフィシャルライターとしても執筆中。

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