ジュニアユースからガンバ大阪の門を叩いたMF井手口陽介は、当時から才能がずば抜けており、常に飛び級でプレー。高校2年生の2013年に2種登録となるなど、将来を嘱望されていた。
そして、2014シーズンにトップチームの選手として登録。その年はリーグ戦での出場機会はなかったが、カップ戦でプロデビューを果たした。翌年から試合に絡む機会を増やスすと、2016シーズンからはレギュラーへと定着。それと並行して代表活動にも関わり、2016年にはリオ・デ・ジャネイロオリンピックに出場した。
2017年からはA代表に招集される機会も増え、ロシアワールドカップ最終予選ではW杯出場を決めたオーストラリア戦で豪快なミドルシュートを突き刺した。残念ながら本大会のメンバーからは漏れてしまったが、同じタイミングで海外移籍を決断。スペインとドイツのクラブで2シーズンプレーした。
そんな雌伏の時を経て、2019シーズンの途中にG大阪に復帰するとスケールアップした姿を披露。2020シーズンは完全復調を果たし中盤に君臨するもシーズン終盤に負傷離脱してしまう悔しい結末に。今季、タイトルを奪い返すために背番号15にはシーズンを通してピッチに立ち続けることが求められる。
プレースタイル
特筆すべきはその運動量で、縦横無尽に90分間走り続け中盤を支配する。171㎝と決して大柄ではなくフィジカル的にも恵まれているわけではないが、球際は激しく、対人の場面では強さを発揮する。
また、攻撃面に目を向けても高い得点能力を兼ね備えており、毎シーズン、コンスタントにゴールを記録。豊富なスタミナを生かしてゴール前に飛び込んでいったかと思いきや、少し遠めの位置からでも右足を振り抜いて狙うミドルシュートは強烈だ。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
井手口陽介／Yosuke IDEGUCHI
1996年8月23日生まれ 171㎝・71kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2014 | ガンバ大阪 | 0試合・0得点 |
| 2014 | ガンバ大阪U-23 | 3試合・0得点 |
| 2015 | ガンバ大阪 | 8試合・0得点 |
| 2015 | ガンバ大阪U-23 | 8試合・1得点 |
| 2016 | ガンバ大阪 | 22試合・4得点 |
| 2017 | ガンバ大阪 | 30試合・4得点 |
| 2017-2018 | クルトゥラル・レオネサ | 5試合・0得点 |
| 2018-2019 | グロイター・フュルト | 7試合・1得点 |
| 2019 | ガンバ大阪 | 12試合・2得点 |
| 2020 | ガンバ大阪 | 26試合・4得点 |
| 2021 | ガンバ大阪 | 29試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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